ペットって何だったけ。

好き嫌い ページ43

イン「むぅ」

「食べないとダメだよ」

イン「むぅぅ…」

「だーめ。」

イン「みゅ･･･」

「私は食べないよ。」

イン「むーぅ…」

「好き嫌いしちゃダメよ…？」

イン「・・・」
彼は無言でグリンピースを見ている

「見ても消えないよ…？インクくん。」

イン「…う。」

「美味しいよ…？」


イン「…うー…」
彼は決心を決めて食べた。


「どう美味しい…？」
(ちゃんと食べてる…偉い…)

イン「みゅ･･･ぅ。」

「良い子ね」
私は笑顔でそう言う


イン「にゃー」

「その調子で残りも食べちゃいましょう！」

イン「にゃあ」

「偉いぞー、インクくん」

イン「♪」
彼は残りも全部完食した。

「偉い偉い♪」
撫で撫でと彼の頭を撫でる。

イン「〜♪」

「さて、片付けたらお風呂に入ろうか」

イン「…むー」
彼は若干嫌そうだ。

「お水は苦手･･･？」

イン「・・・。」
彼は無言で頷いた。

「そっかー･･･、でもちゃんと入らないとダメよ。」

イン「うー…。」

「お風呂沸くまでゆっくりしてていいよ。」
私はお皿を洗う為に席を立つ。


イン「…。」
(お風呂嫌だな‥)



―とことこ。



イン「(それよりさっきの本読もう！)」
僕は床に置かれている本を手に取り読む。

やっぱり読めない。→←頑張って読む

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