ペットって何だったけ。

言葉。 ページ40

「そういえば、インク君「むう」って言えたんだね」

イン「みい」

「もしかして、徐々に喋れる言葉増えつつある？」

イン「みー、･･･みゅう」

「そっかぁ･･･、まあ喋れる様になったら良いね」

イン「みぃ！」


「インク君、可愛いなあ…」


イン「？」

「(出来ればこのままの姿で居て貰いたい。)」

イン「みゅーみゅー･･･」

「なんでもないよ」

イン「みゅう」

「インク君ご本読む･･･？」


イン「みぅ！」

「絵本にする…？」

イン「みゅー･･･、むう」

「本にするの･･･？」

イン「みゅ」

「わかった、ちょっと持ってくるね」
私は彼をソファーに置き、本を取りに向う。



――とことこ。




イン「(字ぐらい読めるかも…)」

「持ってきたよ」
私は絵本に似た本を持ってきた。

イン「みい」

「じゃあこれ読んで良い子にしててね」

イン「みー？」

「私ご飯の用意するから…ここで待っててもらえる？」

イン「みゅぅ！」

「良い子ね、じゃあちょっと待っててね」

イン「みー♪」
僕は本を開き 読み始めた。


うーん、･･･読みにくい…
この虫はなんだろう？新種かな…？



イン「・・・。」

「・・・♪」
彼女はご飯作りに夢中だ。

イン「むぅ…。」

読めない→←休憩

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す