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「あ、あの…皆さん！？」
胸倉を掴み、互いに拳を振るう四人の姿に驚き思わず大きな声を上げてしまう。私の存在に気付いた四人はパッと掴んでいた手を離し、それぞれがやりたいように寛ぎ始めた。
「朝から変なものみせてごめんな〜」
「これいつものことやから」
藍色を連想させる眼鏡の男と琥珀の瞳を持ったシャオロンさんが私の側に駆け寄る。
「あーもー！お二人ばっかりずるいですよ！」
「せやぞ〜特に大先生、性病移す気やろ？はよ離れや」
「ちょ、女の子の前でなんてこと言ってるん！？」
げぇっと大袈裟にリアクションを取った眼鏡の男性が一歩引くと、ここぞとばかりに二つの影が近づいてくる。
「初めましてぇ！昨日お会いしてはいたんすけど挨拶がまだでしたからね、俺はチーノです！そこのシャオさんの部下っすね！」
「チッスチッス、ゾムや。俺の役職はここでは特別やからまた今度教えたるな！なぁなぁ、好きな食べ物はあるか？今から朝飯やろ？歓迎を兼ねてシェフに作ってもらうわ！」
「お二人とも、初めまして…えっとAです。」
勢いに押されつつ、貼り付けた笑みを浮かべて言葉を続ける。
「好きな、食べ物……んと…なんだろう…」
はは、と乾いた私の声だけが談話室に響く。記憶消失のせいだろうか。好きな食べ物と聞かれてもパッと思いつくものは何もないのだ。
「大丈夫、大丈夫。記憶がないんは仕方がない。これから好きな物を探していこうな」
ぽんっと頭に乗ったのは性病…ではなく眼鏡の男性の手であった。
「はい、ありがとうございます」
温かい言葉が嬉しくてつい頬が緩む。なんだかやっと緊張が解れた気がした。
「…あ、ちなみに俺の名前は鬱やで。みんなからは尊敬されて大先生って言われとる」
「ガバの天才」
「女たらし」
「天性のクズ」
「……し、慕われているんですね…」
「Aちゃんの必死のフォローが心に刺さるわぁ！」
ぐすぐすと嘘泣きをする鬱さんは隣にいたシャオロンさんに縋り付く。うわっと声を荒げるも彼も受け止めているところを見ると、この中で頼りになりそうなのはやはりシャオロンさんだった。
「じゃあ、飯食いにいこうやー！」
先導するゾムさんについていき、私の未知の世界での一日目がこうして幕を開けた。
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有馬(プロフ) - 大根おろしさん» お手数おかけしまして申し訳ありません。 (2020年10月15日 17時) (
レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
大根おろし(プロフ) - 有馬さん» あー、多分バグですかね？まだ立ってますねぇ (2020年10月15日 17時) (レス) id: 105c081382 (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 大根おろしさん» 初めまして、報告ありがとうございます。初めに外していて何度も確認しているのですが……もしかしたらバグか何かだと思われるのですが、まだ立っていますかね？ (2020年10月15日 16時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
大根おろし(プロフ) - オリジナルフラグ立ってますよ（小声） (2020年10月15日 5時) (レス) id: 105c081382 (このIDを非表示/違反報告)
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