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私の左右をコネシマさんとショッピさんが埋めて歩く。私たち三人の後ろには少し不服そうなシャオロンがついてきていた。
「どこに行かれるんですか」
触れたら負けな気がして、隣にいたコネシマさんに尋ねると彼はいい笑顔で「街やで」と耳元で囁く。空色の瞳をくしゃりと細め気分は随分と良いみたいだ。
「街…？」
「Aって何か好きな食べ物とかないんすか」
「ひゃっ」
反対側の耳元で低い声が聴こえてきて、コネシマさんに寄り掛かるように避ける。それを見て愉快そうに口角をあげるのはショッピさんで。
「Aは積極的なタイプか。いいやん。」
煙草の匂いが香ったと思えば、空色がすぐそこだった。腰に添えられた手の温度がやけに生々しくて、「うわっ」と可愛げのない声をあげる。
二人ともこんなタイプだったっけ？とグルグルと頭で考えながら距離を取ろうと後ずさっていれば、私の肩は誰かに掴まれた。
「さっきからお前ら！ 馴れ馴れしいねん！！」
ぐわっと声を出したのはシャオロンで。馴染みのある声と匂いに胸の高まりよりも安心感が勝ってしまう。まだ一週間しかここで過ごしていないのに、私はどれだけシャオロンへ気を許してしまったのか。…何だか気恥ずかしく思ってしまう。
そんなシャオロンを見たコネシマさんとショッピさんの顔には、明らかに「楽」が浮かんでいた。
「…そういうことでしたか」
「あ、なーんや意外にこういうのは鋭いねんな」
くつくつと笑ったコネシマさんは、退屈しのぎにはなったで。と店内へと入っていく。それを見ていたショッピさんもまた彼に続いて店内へと姿を消した。
残されるは後ろから抱きしめられるような形を取った私とシャオロンだけなわけで。
「あ…すまん…」
「いや…」
何だか気恥ずかしい雰囲気だけが私と彼の間に流れていた。
．
「今晩はバーベキューするんですか？」
「せや。グルッペンから買い出しを頼まれてな。あいつは第一部隊をなんやと思っとるんやろか」
「パシリか何かと勘違いしとるんちゃうか」
「なんやて！？第二部隊にはなんも言われたないわ」
「お使い一つ部隊内で完遂出来へん第一部隊にこそ言われる筋合いはないな！！」
「「やんのか！？」」
部隊長同士が額をぶつけ合う姿を華麗に無視し、ショッピさんと共に予算内でバーベキューの食材を揃えていく。総統の実費からと言うこともありしっかりと領収書を貰い店内を後にした。
続く
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有馬(プロフ) - 大根おろしさん» お手数おかけしまして申し訳ありません。 (2020年10月15日 17時) (
レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
大根おろし(プロフ) - 有馬さん» あー、多分バグですかね？まだ立ってますねぇ (2020年10月15日 17時) (レス) id: 105c081382 (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 大根おろしさん» 初めまして、報告ありがとうございます。初めに外していて何度も確認しているのですが……もしかしたらバグか何かだと思われるのですが、まだ立っていますかね？ (2020年10月15日 16時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
大根おろし(プロフ) - オリジナルフラグ立ってますよ（小声） (2020年10月15日 5時) (レス) id: 105c081382 (このIDを非表示/違反報告)
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