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正式に、第二機動部隊に所属となった初日。私は今の自分に出来る限りの訓練(シャオロンの配慮もあって今日は筋トレと走り込みだけだった)を行った。
「今日は疲れたやろ？ ゆっくり休むんやで」
「ありがとう…。やっぱり実際に動いて分かったけどシャオロンはすごいね」
「お、褒めてくれるん？」
「うん、素直にすごいよ…私明日は筋肉痛だもん」
「分かるで…A…。」
シャオロンの足に縋り付くチーノさんを見て、苦笑いしか浮かばない。彼はシャオロンと同じメニューをこなしていたからここまでヘロヘロになってしまうのも仕方がないのだ。
「チーノさん肩を貸しましょうか？」
「女に肩貸されると変な噂立つやろ…あと、A。俺にも敬語はいらんからな…」
「そんな消え入りそうに言われましても…」
「ええから…」
「あぁ、はい…？」
チーノさんもとい、チーノによろしくねと笑いかけて手を差し出す。何とか気合をいれて起き上がったチーノは「何か、笑い方変わったか？」とこちらを不思議そうに見る。
「それオレも思ったわ。何か前より自然になった」
「うんうん、そっちの方がええで。前は挙動不審やったし」
「きょ、挙動不審って…。ドッグタグをつけて、何だか覚悟？みたいなのが決まったの」
「みたいなのって言ってる時点で微妙やけどな」
「そこは許してよ…」
「まあまあ、Aも前向いたってことでええ変化やろ。んで、チーノ。まだ立てるっちゅーことは今からオレとタイマンどうや？」
「は！？ お、俺、急用思い出したんで失礼します！」
チーノはどこからその気力が出てきたのか、全速力で走り去っていく。小さくなるその背中を眺めながらシャオロンと目を合わせる。数秒瞬いて、どちらともなく笑い出し、訓練場には私と彼の笑い声が響いた。
「いやー…あいつの逃げっぷりおもろいなぁ」
「何だか漫画の一コマみたいだったね」
「まんが、マンガか、確かにそうやなぁ」
「そろそろ私も帰ろうかな。じゃあまた明日もよろしくね」
「おん、気を付けろよ」
シャオロンに別れを告げ、一人歩き出す。足取りは軽い。その理由は、単純。自分が少しずつこの世界に慣れ始めていたから。それだけだ。
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有馬(プロフ) - 大根おろしさん» お手数おかけしまして申し訳ありません。 (2020年10月15日 17時) (
レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
大根おろし(プロフ) - 有馬さん» あー、多分バグですかね？まだ立ってますねぇ (2020年10月15日 17時) (レス) id: 105c081382 (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 大根おろしさん» 初めまして、報告ありがとうございます。初めに外していて何度も確認しているのですが……もしかしたらバグか何かだと思われるのですが、まだ立っていますかね？ (2020年10月15日 16時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
大根おろし(プロフ) - オリジナルフラグ立ってますよ（小声） (2020年10月15日 5時) (レス) id: 105c081382 (このIDを非表示/違反報告)
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