１−３ ページ3
ren
兄ちゃんに名前を呼ばれてなにかと思ったら、
翔太くんが起きないんだって。笑
俺が声をかけたらすぐに目を開けてくれた。
手をつないで家の中に入って、
翔太くんがぽいぽいっと脱いだ靴をそろえてあげて
そのままの流れで洗面所に。
1回リビングに行っちゃうと、
もう動かなくなっちゃうから。
蓮「すり〜すりうぉっしゅ、のび〜のびうぉっしゅ」
翔「がはははっ！！」
ネットで兄ちゃんが見つけた手洗い動画の歌を
歌いながら、翔太くんの手を洗う。
手を洗うことが苦手だった翔太くんだけど
歌いながらやると嫌がらなくなった。
最近は、可愛い見た目に似合わない豪快な笑い方で
笑ながら洗えるように。
蓮「はい、終わり。タオルごしごしして？」
翔「…んっ！」
蓮「じゃ、リビング行こ」
--
辰「おー、蓮ありがと」
蓮「うん」
翔太くんは床に座って、
靴下をぽいぽいっと脱ぐ。
俺はそれを回収する。笑
辰「あっ、こら、翔太ぁ？
蓮が片づけてくれたよ、なんて言うの？」
兄ちゃんがそう言うと、
翔太くんは立ち上がって俺に近づいてきた。
蓮「ん？…わっ」
辰「あははっ、いいじゃん翔太。
お兄ちゃんしてんね！」
俺の頭に手を伸ばしてわしゃわしゃなでて
満足そうにまた床に座った。
はじめて頭なでられたかも。笑
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1121人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆず(プロフ) - サンリオさん» コメントありがとうございます！いつも通りの不定期更新ですが、楽しんでいただけると嬉しいです！ (2021年1月15日 21時) (
レス) id: 5c47aca7cb (このIDを非表示/違反報告)
サンリオ(プロフ) - 新作嬉しいです。続き楽しみにしています (2021年1月14日 8時) (レス) id: 635264818a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆず
| 作成日時：2021年1月12日 22時
