からふる

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ryohei




泣いて泣いて、お話できる状態じゃないから




まずはシャワーを浴びることに。




俺も一緒に浴びちゃおう。




その方がきっといいよね。




翔太は、「ここにいる」って言って




脱衣所で待ってる。




数分しか違わないけど、お兄ちゃんだもんね。




康「パパっ…」




亮「んー？なぁに？」




康「うんち、ごめんなさぃ…」




亮「康二？

　パパ、怒ってないよ？」




康「でも、うんち、おむつにしちゃって、

　パパのおへやもいけなかった…」




おむつにうんちをしちゃったことも悔しいけど、




それ以上に俺との約束を守れなかったことの方が




康二は嫌なのかな。




本当に真面目ないい子だなぁ。




亮「大丈夫。本当に怒ってないよ。

　おなかが変だったんだもんね。

　そういう時は、動けないものなんだよ」




康「でもねっ、でも…しょーたがよんでくる！って

　いったの。でもこーじ、いかないでって…」




俺の顔をチラチラ見ながら、




ちっちゃい声で教えてくれた。




亮「そっかそっか。

　翔太と一緒にいたかったんだね？

　おなかの中から一緒だから、落ち着くよね」




康「おこってない…？」




亮「怒ってないってばぁ。笑

　うんちがでちゃったのはしょうがないし、

　翔太と一緒に痛かった気持ちもわかるよ。

　大丈夫、怒ってないよ。

　パパが嘘ついたことある？」




康「…ない？」




亮「ないよ！笑

　さっ、冷える前に服着ようね」

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