でんしゃ４ ページ27
masaki
また電車に乗り込んで、さっきと同じ場所に。
すでにその場所に人がいたけど
和はお構いなしで窓に張り付く。
その人は「なんだこいつ」みたいな目で
和を見た後、隣の車両に移って行った。
こういうことはよくある。
席を譲ってもらうことの方が少ない。
和は見た目だけでは障害があるとは
わからないから。
ひとりごとを言うのは俺たちは慣れているけど
社会に出たら“変な人”と見られる。
俺たちは嬉しそうな和が微笑ましいけど、
みんながみんなそうじゃない。
潤「ちょっと人増えてきたな」
翔「ね。和、もうちょっと奥に行こう」
大きめの駅で一気に人が乗り込んできた。
状況に合った行動が難しい和は
混んできたからつめる、っていうことができない。
翔にぃに言われてつめられた和だけど、
人が多くなってきて少し不安そうな顔になって
右手がパタパタ動き始めた。
少しでも安心できるように、と3人で和を囲む。
雅「和、あれ、好きな電車じゃない？」
すれ違う電車を指さすと、そっちを見てくれた。
少しは気が紛れたかな？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 709人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆず(プロフ) - ゆりさん» 楽しんでいただけて嬉しいです！またのリクエスト、お待ちしています。 (2019年6月22日 19時) (
レス) id: 5c47aca7cb (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 早速の対応ありがとうございます(^ ^)楽しく読ませていただきました。リクエスト受けていただいてありがとうございました！ (2019年6月22日 19時) (レス) id: 9845338d10 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - ゆりさん» すみません！5話目を非公開にしていました。今公開いたしましたの、読んでいただけると嬉しいです。ご指摘、ありがとうございます。 (2019年6月22日 8時) (レス) id: 5c47aca7cb (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - パート6への移行おめでとうございます。"しゅくだい"のお話はもう終わりでしょうか？ (2019年6月22日 6時) (レス) id: 9845338d10 (このIDを非表示/違反報告)
あっくん(プロフ) - はい。リクエスト方法了解しました。 (2019年6月20日 6時) (レス) id: d9b4fe32e5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆず
| 作成日時：2019年5月15日 21時
