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【過去】
経済的にはかなり豊かだが、他はなんら変哲の無い普通の家庭に一人娘として誕生した。豊かと言うのは、実家も邸宅と呼べるほど広く、また身の回りには何人も使用人がいた。身に付けるものも口にするものも全て上質で、いわゆる『お嬢様』だった。生活に不自由も無く幼い頃からとても美しく華のある娘であったが、彼女にはたった一つ恵まれないものが。それは母親であった。表では『いい人』を演じている母であったが、相当プライドが高くなかなかヒステリックであった。母は『美しい人』として有名だったのだが、娘のフレイヤの驚異的な美貌は幼い頃から母の美しさを霞ませてしまう。その事が大いに母のプライドを傷つけよりヒステリックにしていった。
そのプライド故かフレイヤに直接手をあげるようなことはしなかったが、当時のフレイヤにとっては屋敷にはいつもキンキンとした母の声と物が壊れる音、それを宥める使用人のおべっかがこびりついて離れない場所だった。ある日母が自分の部屋に入ってきたかと思えば、大事にしていたガラスの置物を床に叩きつけて割ってしまった。そのガラスの置物は当時のフレイヤの持つものの中でもっとも美しく、最も大事にしている物であった。泣きながら壊れた破片を拾うフレイヤは考えた、「このままでは一生こんな悲しい場所に居なければならない、どうすればこんな所から出ていけるのかしら。」
そして、欠けたガラスの破片に映った自分の顔に気がつく。「そうだわ、美しい顔でなら、お母様にも負けないじゃないの！」
それ以来、フレイヤは自分の美貌と品格を磨き知識と礼儀を身に付け、自分の『価値』を高めることだけに全てを費やした。中学生のときに母が病気で急死したと言う報せもあったが、そんなことには脇目もふらず自分を磨きあげ、学力でも魔法でも常に主席を保って大学までを卒業した。その後、母が他界して自分のものになった美しい屋敷に戻り、護衛団就職することに。幼い頃は大嫌いだった実家も、静かになればさして悪くない。
しかし就職して以来急変したことが一つ。それまで根を詰めすぎたせいか、どうにも奔放で自由な性格となってしまった。それでも、彼女の究極の美貌と魔性は人々を魅了し続け、今では国中に名の知れた人気者の『護衛団団長』になっている。
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無音(プロフ) - かいsさん» はい。中身は男前で飄々としていますがちっちゃくて愛らしい小鳥だと思ってくれれば……名前を呼べば「おや、誰かと思えば団長ではないですか」と鳥を連れてやって来ます…… (2020年10月25日 23時) (
レス) id: 48c7dd2dbf (このIDを非表示/違反報告)
かいs(プロフ) - 無音さん» お二人ともとても欲しがるんじゃないかと思います。まずはリーンさんからでよろしいでしょうか？リーンさんはフレイヤとは違った愛らしさの持ち主ですので、とても欲しがるのではないかと思います。お気に入りでとても可愛がっているのではないかな…と思います！ (2020年10月25日 22時) (レス) id: 9770130a64 (このIDを非表示/違反報告)
無音(プロフ) - かいsさん» リーンは魔獣隊の隊員にしては比較的目立つ方かなと思います。あと基本的にズボンスタイルです……。そしてもう一人はククルという男ですが、こちらは女みたいな美人さんな男です。この二人がフレイヤさんのお眼鏡に叶う人でしょうか… (2020年10月25日 22時) (レス) id: 48c7dd2dbf (このIDを非表示/違反報告)
かいs(プロフ) - 無音さん» わざわざありがとうございます！是非組ませて頂きたいです。何か組む関係の案などはございますでしょうか…？ (2020年10月25日 21時) (レス) id: 9770130a64 (このIDを非表示/違反報告)
無音(プロフ) - 初めまして。この度関係を結びたいと思いましてこちらへ来ました。よければうちの子と関係を結びませんか？ (2020年10月25日 19時) (レス) id: b38476da7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かいs | 作成日時：2020年10月18日 21時
