永瀬の裏事情 。

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とりあえず廉に替えの練習着を渡して、




帰ろうとした。





本当はもう少し居たいけど、宿題があるからさ？







『ありがとうございました！

…じゃあね、廉！』





「ばいばーい！Aちゃん！」





…みんな、なんか可愛いな。




部屋を出て、裏出口から出ようとすると、







「A！」




廉くんの声！






…ではなく、






『神宮寺くん？』





そう、あの神宮寺くん。




「久しぶりだね」





そう言って私に近寄ってきた。




『確かに久しぶり、だね笑』





「なんでLINE消したのさ〜。連絡つかなくなって困ったじゃん。」





『ごめん、間違えて消しちゃった笑』





「…廉と、なんで同居してるの？」




何気にこの人怖いな。




『住む場所なくしちゃって、ね』




「ふ〜ん。

じゃあさ、俺ん家に住んだら？」






…なんで！？



別に、廉に嫌なことされてないから全然他のとこ行きたくないんだけど。





『いや、廉の家で充分満足してるもん。』





「俺、なんでもしてあげるよ？」




なんか近くない？




なんて思ってたら、







壁ドンされてた。

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