💜仲直りするやろ？ ページ6
恭平「…何でそんな嬉しそうなん？」
A「やって久しぶりやもん！」
今日は高校の同窓会。
数年越しの級友との再会に心が踊る。
一方恭平は仏頂面で洋服を選ぶ私を見ている。
どうやら気に食わないらしい。
恭平「…やっぱあかん」
A「何で！？」
恭平「危険やもん」
A「何もあらへんってそんなん。少女漫画ちゃうし。」
恭平「…何で断言できるん？」
深刻なトーンの恭平が立ち上がって私の手からハンガーを奪い取った。
A「ちょ、」
恭平「行ったらあかんって言うてるやろ」
A「最初聞いた時"ええよ"って言うたの誰やねん！」
恭平「気が変わった」
A「ええ加減にして！私やって会いたい友達沢山おるんやから！」
恭平「知らんわ」
A「はあ？」
余りにも自己中な態度に腹が立つ。
恭平「とにかく無理。」
A「私やって無理やわ」
恭平「行くんやったら浮気判定」
A「…ほんま自分何を言うてんの？」
子供みたいなことを言い出した恭平に呆れて溜め息をついた。
A「…もうええよ、行かんから」
ソファに座り込む私。
今日という日をずっと楽しみにしていたのに。
恭平からすればどうでも良いかもしれないけど、私にとっては大切な日なのに。
A「もう帰って」
恭平「…は？何で？」
A「顔見たくない」
ハッキリとそう言うと、流石にダメージを食らったのか恭平が私の隣に腰掛けた。
恭平「…子供みたいなこと言ってごめん」
A「…うん」
恭平「行ってええよ」
A「ほんまに？」
恭平「うん」
A「後から怒らん？」
恭平「怒らん」
私は思いっきり恭平を抱き締めた。
A「恭平ありがとう！」
恭平「苦し…」
A「好き！もう大好き！」
恭平「こういう時しか言わんやん…」
恭平は私の背中を優しく叩きながらも呆れた様子。
A「いつも思ってるけど言えへんだけやで」
恭平「何で言われへんの？」
A「…恥ずかしい」
恭平「今更恥ずかしいとかある？」
A「…ある」
恭平の唇が私の頬に優しく触れた。
恭平「終わったら連絡して。迎え行くわ。」
こんなに大好きな人がいるのに浮気なんてするはずない。
いつか恭平が心の底から私を信じてくれるといいな、なんて思いながら同窓会へ向かった。
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sakihamu87さんリクエスト
彼女と喧嘩する恭平でした！
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わさび醤油(プロフ) - 泣き顔笑顔長尾さん» いえいえ、こちらこそリクエストありがとうございました！続編の更新まで暫くお待ちください！ (2022年2月9日 16時) (
レス) id: 9e28345530 (このIDを非表示/違反報告)
わさび醤油(プロフ) - sakihamu87さん» とっても嬉しいです…！リクエストありがとうございました！ (2022年2月9日 16時) (レス) id: 9e28345530 (このIDを非表示/違反報告)
わさび醤油(プロフ) - 涼杜兄妹さん» すっごくすっごく嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2022年2月9日 16時) (レス) id: 9e28345530 (このIDを非表示/違反報告)
泣き顔笑顔長尾 - 続編おめでとうございます！嫉妬のリクエスト難しかったのにわざわざ書いてくださって､ほんまにありがとうございます！わさび醤油さんの作品大好きなので続編すごく嬉しいです！ (2022年2月9日 13時) (レス) @page50 id: e918656c04 (このIDを非表示/違反報告)
sakihamu87(プロフ) - 今までで読んだ短編集の中で1番好きです！！短い文字数の中書いて下さりありがとうございました！！更新楽しみに待ってます♪ (2022年2月9日 7時) (レス) @page50 id: b82aa09454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび醤油
| 作成日時：2022年1月14日 18時
