💜一緒に住んで？ ページ41
残業を終えて帰宅。
リビングの扉の隙間から光が漏れている。
A「来るなら先言うてや」
ドアを開けながらそう声をかけた。
恭平「あれ？俺言わんかった？」
A「聞いてへん」
さも当たり前のようにソファでくつろいでいる恭平。
合鍵を渡しているとはいえまるで自宅かのよう。
恭平「明日休みやろ？泊まるわ」
恭平の自由すぎる態度と仕事の疲れが相まって苛立ちを覚える。
A「勝手に決めんといて」
恭平「何で？明日何かあるん？」
A「友達とランチ」
恭平「やったら昼までには帰るし別にええやん」
何かがおかしい。
いつもならここで引き下がるはずの恭平が今日はやけに粘ってくる。
A「何かあったん？」
恭平がスマホから顔を上げた。
だけどすぐに目を逸らされる。
恭平「…別に」
A「嘘つくの下手すぎるやろほんまに」
隣に腰かけて顔を覗き込む。
A「浮気でもしたん？」
恭平「はあ？んな訳ないやろ」
A「じゃあ何？」
恭平は黙り込んでしまった。
アホだけどその分素直な恭平。
こんなにも悩んで一体何を伝えたいのだろうか。
ぐるぐると考えているうちにそのまま眠りについてしまった。
恭平「A〜」
A「…ん…？」
目が覚めると視界いっぱいに恭平の顔が。
恭平「よっぽど疲れ溜まってたんやな」
恭平が差し出したペットボトルの水を飲んで改めて目を覚ます。
A「…で、何を言おうとしてたん？」
恭平「…俺多分断られたら立ち直れへんと思うからさ」
A「うん」
恭平「言うかめちゃめちゃ迷ったんやけど」
恭平が大きく息を吸った。
恭平「…一緒に住みたいなあって…」
A「…えっ！？」
寝起きで回ってない脳内に衝撃的な言葉。
恭平「俺がいつもここ来るのってフェアちゃうやん？…Aに迷惑かけてへんかなーとか考えたら一緒に住んだ方が早いんちゃう？って思えてきて…」
1度きりの人生、アホで卍な恭平と楽しく生きてみてもいいかもしれない。
ふとそう思った。
A「賛成」
恭平「は！？ほんま！？」
心の底から嬉しそうにガッツポーズした恭平を見て私まで嬉しくなった。
この先何度も腹を立てるだろう。
嫌な所も沢山見つかるだろう。
それでも恭平と一緒にいたい。
恭平と幸せになりたい。
私は密かにそう強く願った。
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恭平からの突然の同棲宣言でした！
リクエストお待ちしております！
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わさび醤油(プロフ) - 泣き顔笑顔長尾さん» いえいえ、こちらこそリクエストありがとうございました！続編の更新まで暫くお待ちください！ (2022年2月9日 16時) (
レス) id: 9e28345530 (このIDを非表示/違反報告)
わさび醤油(プロフ) - sakihamu87さん» とっても嬉しいです…！リクエストありがとうございました！ (2022年2月9日 16時) (レス) id: 9e28345530 (このIDを非表示/違反報告)
わさび醤油(プロフ) - 涼杜兄妹さん» すっごくすっごく嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2022年2月9日 16時) (レス) id: 9e28345530 (このIDを非表示/違反報告)
泣き顔笑顔長尾 - 続編おめでとうございます！嫉妬のリクエスト難しかったのにわざわざ書いてくださって､ほんまにありがとうございます！わさび醤油さんの作品大好きなので続編すごく嬉しいです！ (2022年2月9日 13時) (レス) @page50 id: e918656c04 (このIDを非表示/違反報告)
sakihamu87(プロフ) - 今までで読んだ短編集の中で1番好きです！！短い文字数の中書いて下さりありがとうございました！！更新楽しみに待ってます♪ (2022年2月9日 7時) (レス) @page50 id: b82aa09454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび醤油
| 作成日時：2022年1月14日 18時
