🧡一緒に住も？ ページ37
夜中、何となく目が覚めた。
上半身だけ起こしてスマホを見ると時刻は2:00。
隣で眠る流星の寝顔は天使の如く可愛らしくて思わず笑みをこぼす。
そんな流星を起こさないようベッドから出てリビングへ。
A「…お腹空いた…」
夜中ってどうしてこんなに空腹になるんだろう。
そんなことを思いながらキッチンを漁る。
A「何もあらへんやん」
仕方なくコンビニへ行くことに。
部屋着に上着だけ羽織って夜道を歩く。
暫くして到着したコンビニの前にたむろする数人の若者が見えた。
缶のお酒片手に煙草をふかしている治安の悪い光景。
私は彼らと目を合わせないよう店内へ入り、買い物を済ませた。
そして自動ドアから外に出た瞬間、この時間帯に似つかわしくない大声が響いた。
「なあなあ！何してるん？」
私は黙って歩みを進める。
「おい！無視すんなや！」
足音と共に迫る気配。
先程の若者達の1人が私の前に立ちはだかった。
A「…どいてください」
「は？何指図しとんねん」
A「何の用ですか…？」
「俺らと飲もうや」
A「結構です」
「自分どうせ暇やろ？ちょっとくらいええやん」
怖い。
そう思った瞬間、遠くから走ってくる足音が聞こえた。
流星「A！」
街灯に照らされた背格好と声で遠くからでもすぐに流星だと分かった。
「チッ、彼氏持ちかよ」
私も流星の元に駆け寄る。
流星「大丈夫？何もされてへん？」
A「大丈夫…やけど」
流星「怖かったよな」
私の足は震えている。
流星「はよ帰ろ？」
流星が私の手を握った。
A「何で来てくれたん？」
流星「起きたらAおらんからコンビニかなって思って…」
A「流石すぎる」
流星「こんな時間に1人で出歩くなんて危ないで」
A「ごめんなさい…」
流星の厳しい口調が刺さる。
流星「ほんまに心配やねんけど」
A「ごめん…」
流星「放っとけへん」
流星が足を止めた。
流星「…一緒に住んだ方が早いんちゃう？」
A「えっ！？」
流星「そしたらいつでも守れるし。」
A「本気で言うてる…？」
流星「本気。」
暗闇の中でも流星の真剣な眼差しがはっきりと見えた。
流星「A、一緒に住も？」
.
.
.
心配性な流星からの同棲宣言でした！
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わさび醤油(プロフ) - 泣き顔笑顔長尾さん» いえいえ、こちらこそリクエストありがとうございました！続編の更新まで暫くお待ちください！ (2022年2月9日 16時) (
レス) id: 9e28345530 (このIDを非表示/違反報告)
わさび醤油(プロフ) - sakihamu87さん» とっても嬉しいです…！リクエストありがとうございました！ (2022年2月9日 16時) (レス) id: 9e28345530 (このIDを非表示/違反報告)
わさび醤油(プロフ) - 涼杜兄妹さん» すっごくすっごく嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2022年2月9日 16時) (レス) id: 9e28345530 (このIDを非表示/違反報告)
泣き顔笑顔長尾 - 続編おめでとうございます！嫉妬のリクエスト難しかったのにわざわざ書いてくださって､ほんまにありがとうございます！わさび醤油さんの作品大好きなので続編すごく嬉しいです！ (2022年2月9日 13時) (レス) @page50 id: e918656c04 (このIDを非表示/違反報告)
sakihamu87(プロフ) - 今までで読んだ短編集の中で1番好きです！！短い文字数の中書いて下さりありがとうございました！！更新楽しみに待ってます♪ (2022年2月9日 7時) (レス) @page50 id: b82aa09454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび醤油
| 作成日時：2022年1月14日 18時
