好きになってしまった私 (ページ5)

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今日体育祭だとおばさんから聞いた。

「流星くんも一緒に行く？」

っておばさんが言ってくれたから体育祭に行くことになった。

「あっあの子ったらお弁当忘れて…。」

『俺届けんで。』

「ほんと？ありがとね。学校どこかわかる？」

『おん。』

「じゃあお願いね。ありがとう」

Aが忘れたお弁当を持って遠くも近くもない学校に急いだ。

《お弁当忘れてんで。》

AにLINEを入れて、いつもより賑わっている昇降口で突っ立っていた。

「りゅーせ！」

声が聞こえたほうを見るといつもより高いポニーテールをしているAがいた。

『A。お弁当忘れるなんてどんだけ馬鹿なん。同じ高校にしとけばよかったな…。』

｢バカって酷いな〜!!流星いなくてもちゃんと生活できてるよ??｣

俺しか見た事ないこの笑顔。もう誰か見たんかなぁ。
高校生になってから2年経ったけど友達の話はあんまり聞いたこと無かった。

『はぁ…。とりあえずこれ。あとまた後でおばさんと一緒に来るから』

｢うんっ!!後でね流星!!」

ニコニコしながら手を振っているAを横目に帰った。

あの笑顔が好きだ…。