好きになってしまった私 (ページ14)

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You side

「相変わらず厳しいよねぇ」

解散をし、教室に戻ってる時麗華がそう呟いた。

『だね。』

別に麗華平均点以下なんて取ったことないのに、背中を伸びしながら勉強教えてよね！なんて、言っていた。

『教えなくても麗華頭良いし。』

「そんなことないで！この前なんて英語が危なかったんよ。」

『嘘つけ笑』

橘！と後ろを振り返ると顧問が立っていた。

『はい。』

「お前最近部活から遠くないか？」

顧問に言われたこの一言にびっくりした。

『足怪我してて当分は怪我を治すことに専念すると言いましたよね？』

私は部活中に足を地面に強く打ちすぎてしまい、足が痺れている状態だった。

「逃げてるだけ。」

医者にも運動は出来ないと言われていた。もちろんそれも先生に伝えていたはずなのに。

大会前までに治してくれればいいから。そう言っていたくせに。

「ほかの部員に迷惑だと思わないのか。お前がいないとコート練ができない。」

顧問の目を見るのが怖かった…。

同時にやめてしまいたいとも思った。