好きになってしまった私 (ページ12)

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You side

結局私は意見を言うことなく、何をやるか決定した。

「えっと、このクラスは縁日でいいですか〜??」

うちの学校は1年生は演劇やダンスなど舞台でやるもので2年生が縁日やお化け屋敷。3年生が実際に食べ物などを作って売ることが出来る食品に関わることをやることができるようになっている。

「レトロっぽくて可愛いよね!!私輪投げとかやりたい!!」

麗華が自分の意見が採用されて嬉しいのかウキウキで喋っていた。

『私はヨーヨー釣りとかやりたい…かも。』

「えっ！」

私がやりたいことを言うと麗華がびっくりしたようにこっちを見た。

『な、なに？』

「Aが！Aが意見言った!!」

『私だってやりたいことくらい言うよ…笑』

6限目のHRが終わったころ、教室に隣のクラスの女の子がやってきた。

「謙杜くーん！今日一緒に帰ろ？」

誰だっけあの子…。

「あちゃ〜長尾の彼女登場しちゃったか…。」

麗華は知ってるようで眉間に皺を寄せていた。

『あの子誰？』

「知らないのっ？長尾の彼女の加藤陽菜。長尾のこと好きで告ったら振られそうになって長尾の弱み握って今無理やり付き合ってるんだって。」

謙杜彼女いたんだ…。

謙「ねぇ。うっさいししつこいねんけど。てか、名前で呼ばんといてって言ってるやん。」

「謙杜くん酷くなぁい？あのこと言ってもええんやで？」

嫌だなぁ笑

隣の席で繰り広げられていて、なんか加藤さんにはなんか睨まれてるし、この空間にいたくなくて教室から逃げてしまった。