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第6話 私は無力だ… ページ10

リア「行きます…ウィンド!!!」

大柄な男「はっ…!」

男は笑いながら私の攻撃を防いだ。

リア「そうとう余裕がある様ね?」

ダッキ「そうみたいやな…!」

大柄な男「…来ないのか?」

リア「何言ってるの?ダウンバースト!!」

ダッキ「逃がしはせんで。…キツネ憑き…って言うんよ?」

大柄な男「!!」

ドゴオォォォォ…

やった…?

ガシッ…

リア「…ッ!?」

ダッキ「リアッ…!!」

私はあの男に首を掴まれた。

リア「ぐぁ…っ…あっ…」

ダッキ「離しな…!!…!?」

リア「ダ…ダッキ…さ…」

ダッキさんは、男達に捕まり、動けなくなっていた。

リア「うぁっ…ぁ…」

まずい…このままじゃ気を失ってしまう。








大柄な男「ん!?」

リア「っ…?」

突然、男の首を絞める力が弱まった。

何だろう。殺気を感じる。

ゆっくり下を見ると…

リア「ハヤ…テ…お兄…様?」

私は息を飲んだ。

何故かって…?

…ハヤテお兄様が双剣をあの男の首筋に当ててたから。

そして、いつものハヤテお兄様の目とは違う。

…どこか冷たい…そんな目だった。

ハヤテ「今すぐ…リアを…降ろせ…」

大柄な男「分かった…降ろしてやる」

男はそう言うとゆっくりと、私を降ろした。

リア「けほっ…けほっ…はあはあ…っ」

私は息を切らしながら、ハヤテお兄様と男の方を見た。

ハヤテ「こっちを向け」

声のトーンを落として、そう言った。

大柄な男「おう…」

男はハヤテお兄様の方を向いた。

ハヤテお兄様が双剣を抜こうとした。

気絶する位のダメージを与えるのだろうか…




…そう、思っていたのも、束の間。






ガッ…



その音に、私はハッとした。

上を見上げたけれど…

目を逸らしてしまった。

…何故かって?



ハヤテお兄様が…あの男に首を絞められてたから…

リア「ハヤテお兄様ッ!!!」

私は駆け寄った。

男A「近寄るな!」

リア「離せ…ッ!!離せぇぇッ!!」

男が必死に私を止める。

私は男の制止を振り切ろうとするも、すぐに跳ね返されてしまった。

リア「うぁっ…!!」

ウーフー「リアちゃん!!…ッ!
鶴の構え!えいやぁぁぁっ!」

ウーフー君が男に殴りかかるも…

男A「だりゃぁぁ!!」

ウーフー「ぐはっ…!!」

リア「ウーフー君!」

すぐに弾き飛ばされた。

…ああ。

私は…無力だな…

第7話 ごめんなさい→←第5話 もう1人の兄と反乱と



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氷の歌姫レイン(プロフ) - 幸運の守護者ハッピーさん» 了解です! (2018年10月4日 20時) (レス) id: 66478b80a2 (このIDを非表示/違反報告)
幸運の守護者ハッピー(プロフ) - 氷の歌姫レインさん» ありがとうございます!パスはsweetです! (2018年10月4日 19時) (レス) id: ea02e12f92 (このIDを非表示/違反報告)
氷の歌姫レイン(プロフ) - 幸運の守護者ハッピーさん» え"…私で良ければ是非ッ!!!! (2018年10月4日 18時) (レス) id: 66478b80a2 (このIDを非表示/違反報告)
氷の歌姫レイン(プロフ) - ユキさん» 仲間ですね!!いやっほい!! ハヤテ「…落つる種は、牡丹の如し」あふん (2018年10月4日 18時) (レス) id: 66478b80a2 (このIDを非表示/違反報告)
幸運の守護者ハッピー(プロフ) - 氷の歌姫レインさん» 良かったら、合作しませんか?タイトルはモンスター烈伝オレカバトル〜crystal rainbow〜です! (2018年10月4日 12時) (レス) id: ea02e12f92 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氷の歌姫レイン | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年9月11日 21時

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