風隠の裏で。〜疾風と枝垂れ桜の章〜［オレカバトル］

第27話 道連れ ページ31

？？side

人間達「出て行けー！」

人間達がやって来る。

リア「ひゃあっ！？お母様、火が！」

「えっ…！？」

どうやら、火をつけられたようだ。家が燃えている。

「ハヤテ、オロシ、リア、私の所に集まって！」

リア「お母様ー！怖いよー！」

駄目。

この子達…だけは、守ってみせる…

そう、誓ったのだから…

「…もう、いいです。ここまででしょう。」

ナナワライ「！？_____、まさか…」

「ふふ…ナナワライさんは、リアとハヤテとオロシを連れて、逃げてください。…私が止めます。」

ナナワライ「…！？お前……死ぬ気か！？」

「もう、あの子達にはこんな事を体験させたくないんです。…お願い。」

ナナワライ「……」

ナナワライさんは、何も言わなかった。

リア「お母様！？」

ナナワライ「…っ…リア、行くぞ」

リア「嫌ぁぁぁぁぁぁ！！お母様ぁぁぁぁぁぁ！！」

皆の姿が見えなくなる。

…ごめんね。

「お願い。私の分まで生きて、幸せになって。」

私は、能力を発動し、

人間達を、全員、石にした。

…そして。

深い、深い眠りに…落ちた。

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