風隠の裏で。〜疾風と枝垂れ桜の章〜［オレカバトル］

第13話 敵同士 ページ17

ウーフーside

ロック「てめえ…ハヤテに何しやがった！？」

大柄な男「何って…」

男はあの時の薬を取り出した。

あの時の記憶がフラッシュバックする。

【蒼白の薬】…

ダイヤ「んなっ…蒼白の…薬！？」

ジャンヌ「…何故、それを？」

ヒエン「ああ…あれは、陽龍の血が必要だと聞いたが…まさか…！？」

大柄な男「ああ。あの陽龍か？…殺してやったさ。この手でなぁ！！」

そう男が言うと、ヒエンは一気に青ざめた顔になる。

ヒエン「そ…そんな…」

大柄な男「そういう訳だ。諦めな！」

リア「お前…ッ！…絶対、許さない…！」

大柄な男「そう言ってる場合か？…やれ。」

ハヤテ「…御意。」

ハヤテ様が俯いたまま頷くと、目にも留まらぬ速さで僕に攻撃を当ててきた。…は…速すぎる…！

ウーフー「うぁっ！？」

ヒエン「は…ハヤテ様！やめ______」

ヒエンの説得も虚しく、ハヤテ様の攻撃で吹き飛ばされてしまった。

ヒエン「っ…！？」

ダイヤ「ヒエン！ウーフー！…っ、クラウソラスよ、光を！」

クラウソラスの光によって、傷が回復した。

…でも…

ダイヤ「…でも…」

ダルタン「ああ…」

ジャンヌ「速いし…強すぎる…！」

オロシ「本当に…ハヤテか？」

そんな僕達を、

ハヤテ様は、冷たい目で、小さく嘲笑いながら見ていた。

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