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第7話 ごめんなさい ページ11

大柄な男「貴様…メドゥーサの目を持つメドゥーサの息子か…丁度いい…」

男はニヤリと笑いながら、ハヤテお兄様の首を絞める力をさらに強めた。

ハヤテ「かはっ…!うぁっ…!」

リア「やめ…!」

私がそう言ったのも束の間。

大柄な男「さあ…これを…」

そう言って手にしたのは…

リア「あれって…!!」

ウーフー「間違いない…」

ダッキ「…【蒼白の薬】…!!」

蒼白の薬。

それはメドゥーサの一族を殺 すためだけに作られた液状の薬。

それを服用すれば、あっという間に全身を駆け巡り…

飲ませた相手の感情を無くす…

こうして、感情を無くしたメドゥーサを操って、その一族で殺 し合いをさせようとしたみたい…

そんな物を飲ませたら…ハヤテお兄様はッ…!

リア「うっ…ぐっ…!!」

私は、動かない足に鞭を打ち、ハヤテお兄様の元に駆け寄ろうとした。

でも、もう…






時すでに遅し…だった…な

ゴクッ…

ハヤテ「…!!うあああああああああああああああああああ!!!!」

ハヤテお兄様の体に、黒いスパークが走る。

駄目…思い通りには…!!

ウーフー「絶対にさせない…!」

ウーフー君が、男に殴りかかった。

大柄な男「…もう、遅い。」

ウーフー君は弾き飛ばされた。

ウーフー「うぁっ…!!」

ウーフー君は、木に衝突し、気絶した。

リア「ウーフー君!!…ッ!!ハヤテお兄様…!」

ハヤテ「…ッ…!!うぁっ…」

ハヤテお兄様の意識が薄れているのが分かった。

リア「返し…て…よ!!」

私は手を伸ばした。

でも、その手を握る人はいない。

ハヤテお兄様は…崩れ落ちていった。

リア「ハヤテ…お兄様…??」

私の頬に、何か生温かいのが垂れてゆくのが分かった。

涙だ…

大柄な男「完了だ。連れて行くぞ。じゃあな、お前ら…ははははははは…」

男達は去っていってしまった。

…ごめんなさい…ハヤテお兄様…

ごめんなさい

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

…ハヤテお兄様…





…必ず…助ける…から…

第8話 壊れていく感情→←第6話 私は無力だ…



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氷の歌姫レイン(プロフ) - 幸運の守護者ハッピーさん» 了解です! (2018年10月4日 20時) (レス) id: 66478b80a2 (このIDを非表示/違反報告)
幸運の守護者ハッピー(プロフ) - 氷の歌姫レインさん» ありがとうございます!パスはsweetです! (2018年10月4日 19時) (レス) id: ea02e12f92 (このIDを非表示/違反報告)
氷の歌姫レイン(プロフ) - 幸運の守護者ハッピーさん» え"…私で良ければ是非ッ!!!! (2018年10月4日 18時) (レス) id: 66478b80a2 (このIDを非表示/違反報告)
氷の歌姫レイン(プロフ) - ユキさん» 仲間ですね!!いやっほい!! ハヤテ「…落つる種は、牡丹の如し」あふん (2018年10月4日 18時) (レス) id: 66478b80a2 (このIDを非表示/違反報告)
幸運の守護者ハッピー(プロフ) - 氷の歌姫レインさん» 良かったら、合作しませんか?タイトルはモンスター烈伝オレカバトル〜crystal rainbow〜です! (2018年10月4日 12時) (レス) id: ea02e12f92 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氷の歌姫レイン | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年9月11日 21時

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