先生と生徒【2】

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竹内side




帰り道、俺は今日の出来事を思い出しながら歩いていた。






まさか生徒に背中を押されるなんて思ってなかった。







その上生徒に泣かされるなんてもっと思わなかった。








｢堕としてみなよ。｣って言った時はさ、、、

正直、絶対堕ちないと思ってた。





生徒なんか眼中に無い。






そう思ってた。







＿＿＿＿＿けど。







俺の話や授業を聞いてくれたり

マネージャー1人で大変なのに仕事をしてたり

いきなりイメチェンして俺の前に現れたり

｢かっこいい｣って言ってくれたり

いきなり｢涼真先生｣って呼んでくれたり。








気付いたら成瀬の事を追いかけてる自分がいた。








＿＿＿＿＿沢山思わせ振りなことしてごめん。








でも、その時からもう好きになってたみたいなんだ。







＿＿＿＿クリスマスの日、全部話してもいい？







俺の想いや考え全部。





そして本当は伝えたい。





＿＿＿＿＿＿＿すぐにでも俺の隣に来て欲しい。





って。







でも、それは許されない。






だから、あと一年、あと一年だけ待ってて。







＿＿＿＿＿＿我慢させる分、沢山幸せにするから。











そんな少女漫画のヒロインみたいなことを思いながら

自宅に帰った。








＿＿＿＿どうしようもないぐらい好なんだよ。







＿＿＿＿＿＿＿成瀬のことが。

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