Story81 ページ39
You side
ーー
ー
「僕のしょうらいのゆめは、__になる事です。僕のお父さんは、おしごとが忙しくて中々おうちにいません。お母さんは、みんなを守っているからだと言っていました。
僕はそんなにお父さんにあこがれています。
なので、僕も自分よりほかの人の事をかんがえる事ができるような、りっぱな大人になりたいす。」
男の子がそう言い終えると、周りで盛大な拍手が飛び交った。
ある一人の女性がその男の子に近付く。
「すごいじゃん、__!お母さん感動しちゃったよお!」
若干涙目になりながらそう言う女性の声は、
何処か聞き覚えのある、懐かしい声だった。
ーーー
ー
チリリリ。
枕元で愉快に振動するスマホをべしっと乱暴に止めながら、中々開かない目をパジャマの裾で擦る。
……ゆめ?を見た気がするなあ。
確か夢って、脳が眠りにつけない時に見るもんなんだっけ。昔、少しクレイジーってた友人()から聞いたような気がする。
…クレイジーってたって何??日本語おかしいわばっかじゃねえの私。
……あっ、馬鹿だったわ。くそう。
やはり世の中は理不尽だ!とデジャブを感じる台詞を吐きながら、ノロノロとベッドから起き上がる。
第三者が見たら、きっとカタツムリのようだと思うことだろう。
やかましいわ!
へんっ、いいもんねー。
私にはこの国宝級の顔面があるもんねーー!
…降谷さんのお陰で。()
………。
ぐうう、とお腹が鳴る。
……朝起きてすぐこの食欲か。
元気かよ私(元気だよ)
そう思ったが、そう言えば昨日の夜ご飯食べてねえわと思い出した。
だって、眠かったんだもん…()
今から作ればいいかと部屋を出ようとすると、あるとんでもな事を思い出した。
『ハッ、そうやん…。
私が夜ご飯を作ってない=降谷さんがわざわざ夜ご飯を作った事になるやん…!!!』
ああああ!!私はなんてことを!!
切腹じゃ!切腹するんじゃあああ!!!((
『うわああごめんよ降谷さんんん』
そうして、私はほぼ罪悪感を感じながら超高速で手に取った包丁を動かした。
そして気がついた時には、目の前にシェフもビックリな朝ご飯が。
oh.....、流石降谷さんの遺伝子
結論:結局人は、も((ry
…こほん。
作ってしまった物は仕方がない。
喜んで食べようではないかうへへ←
『はあー、降谷さんの遺伝子うまうま』(?)
ハロちゃんにもしっかりと餌をやり、もぐもぐと食べ進める。
そうして、私の一日は始まった。
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夜雨ナナト - 無理だったとかなら全然書かなくていいです。ログインできない私はお気に入り登録することができませんが応援しています! (2020年2月3日 1時) (レス) id: 2e33344876 (このIDを非表示/違反報告)
夜雨ナナト - リクですね!降谷さんの息子として外を歩いてるところを逆ナンされてしまい せらますみちゃん に助けてもらい、けれどあまりにも降谷さんに顔が似すぎていたのでうたがわれてしまう っていうのできませんか?私の低脳すぎる脳ではこれが限界だったぁぁぁぁぁ! (2020年2月3日 1時) (レス) id: 2e33344876 (このIDを非表示/違反報告)
夜雨ナナト - めっちゃ面白いです!前作から読みました。めっちゃ面白いです!←この作品が神すぎてこれしか出てきません。すみません。 (2020年2月3日 1時) (レス) id: 2e33344876 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 更新頑張ってください! (2019年11月9日 21時) (レス) id: 57d631d047 (このIDを非表示/違反報告)
加熱されたみかん - ほんっとに作者様の作品大好きです……更新頑張ってください! (2019年10月19日 17時) (レス) id: 9c8747fe33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:食物連鎖の頂点に立ったササミ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1e4d26931d1/
作成日時:2019年8月14日 16時