Story4 ページ6
You side
「手をあげてしゃがめ!!」
『………帰りたい。』
どうも皆さん、俺だよ、オレオレ。
スーパーに来たは良いものの既に帰りたいAです。
くそぅ、どうしてこうなった!?
やっとの事で玄関先にあったハロちゃんのリードを見つけて散歩に出掛けたのがついさっきなのに!!
どうして!!こうなった!?
「人質は……、おい、そこのお前!」
『……。』
「お前だよ、お前!そこの金髪のガキ!」
『……え、私?』
お約束すぎる展開に溜息を吐きたくなった私は、強盗犯の指名を受けて驚く。
え、なんだなんだ。
みんなで私を虐めようってか?←
「そうだ、お前だ!」
『はい、なんですか?』
指名を受けた意味が分からずそう聞くと、強盗犯は目を充血させた。
あらま、ご乱心のようで。←
「ふざけるんじゃねえ!
とっととこっちに来い!!」
『えっ?あ、はい。』
訳は分からないままだったが、攻撃されそうな勢いだったのでハロちゃんを抱えて素直に強盗犯の元へ行った。
『で、ご要件は?』
「てめぇには人質になってもらう。悪く思うなよ。」
『…あっ、はい。』
もうここまでお約束な展開ならいっその事開き直った方が良いと思う。
「…!おまっ、なんで犬まで連れて来てんだよ!」
キーンと耳が痛む。
うるさいな!!耳元で叫ぶなよくそじじい!!←
耳の痛みに暫くぼーっとして居ると、あろう事か強盗犯はハロちゃんのリードを掴んでそのまま放り投げた。
「アウゥッ!」
『ハロちゃん!
…お前なあ!!ハロちゃんに手出すんじゃねぇよ!!』
こいつは動物愛護法ってもんを知らないのか!!今世の犬嫌いだった私でも手は出さなかったんだぞ!?
そんな怒りに任せるがままに、首元に当てられていた包丁を持った方の犯人の手を掴む。
そのまま右腕の肘を犯人の鳩尾にお見舞して、力が緩んできたところで背負い投げをプレゼント。
そしてその隙に犯人が忍ばせていた銃を強奪すれば鬼退治の終わり。豪華三本立てだ。
「ね、ねぇ!あの子、この辺りで有名な不良のトップじゃない!?」
「うおっ、マジだ!」
影でコソコソとこちらを指さしながらそう言っていた人も少なくは無いが、無視だ無視!
てか、うわぁ…そうだった……。
こっちの世界の私、不良だったわ……。
不本意だったけど同じ境遇の子が多くて楽しかったから調子乗ってたのは覚えてるわ……、うん。
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食物連鎖の頂点に立ったササミ(国産)(プロフ) - ユキさん» うわあ本当だ……ありがとうございます!!更新の励みになります!これからも頑張りますね!! (2019年8月29日 18時) (レス) id: 1320405534 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - すごく面白いです!更新楽しみにしてます!!それから、24話なんですけど、URLではなくて、USBかな?と思ったのですが、間違ってたらすみません。 (2019年8月26日 13時) (レス) id: 36bc1bbe51 (このIDを非表示/違反報告)
食物連鎖の頂点に立ったササミ(国産)(プロフ) - 明里香さん» いつもお世話になってます!全然細かくなんてありません!(笑)多分これからも誤字る予定なのでもっとビシバシ言ってやってください!<(_ _)> (2019年8月13日 22時) (レス) id: 1320405534 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 46話が45話になっています。 (2019年8月13日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 44話に誤字がありました。「見たいですから」ではなく、「みたいですから」です。細かくてすみません。 (2019年8月13日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:食物連鎖の頂点に立ったササミ | 作成日時:2019年7月23日 16時