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Story36 ページ38

You side





『……。』


時は夕食後、場所はマイホーム。

私はハロちゃんを膝に、自室で昼間にバーボンな降谷さんから貰った紙切れと睨めっこをして居た。


……どないしましょ。

いやね、行くのは良いんですよ。別にハニトラしかけられても全然おけなんですよ。

てか降谷さんからのハニトラとか、むしろ来い。←


そんな降谷さんのハニトラくれくれ野郎な私でも、一つだけ不安な事がある。

……あの変装、大丈夫だろうか。(真顔)


そう、変装のことについてだ。


女性に変装するとはいえ、今世の私は男な訳でして。

女性特有の……なんかこう、ふわふわした感触がないのである。←

この文章だけ見ると女装趣味のある変態に見えなくもないが、ここだけ意外と真面目な話。


…女性と男性だとね、触り心地が全然違うんだわ、これが。


これは断言できる。前世女だったからこそ分かる事。

ふわふわした感触が!!無い!!


それになんと言っても相手は警察史上最高の逸材、鬼才の降谷さんだ。

ハニトラも頻繁にしている事であろう。


…えっ。
これ何気に絶体絶命じゃね?


「あぅ……?」


膝に抱えたハロちゃんが不安そうな眼差しでこちらを見詰める。

…えっ、やばい可愛い(鼻血)


『んー?どったのハロちゃん。
もしかして心配してくれてるー??
……あーもうぐうかわ。』


……なんかもう、いっか!←

なんかあれば発育が遅いのでって言えば行ける!
あいきゃんどぅーいっと!!


ハロちゃんの肉球を一通り堪能すると、さっきまでの悩み事が吹き飛んだ。

ひえ……恐るべし肉球パワー。
さすがっすハロ先輩…


『…さて。
………寝よう!!』←


いつもよりも寝る時間が大分速いが、明日はあのバーボンからのハニトラを受けるという試練が待ち構えている。

休息は大事なのだよ。


膝に抱えていたハロちゃんをリビングにある犬用のベッドに戻し、シャワーを浴びる準備をする。


…てかよくよく考えて見れば、一つ屋根の下に世界規模な犯罪組織の幹部が2人居るって、中々にカオスだな。降谷さんはNOCだけど。

まあいざとなれば私も降谷さん側に着くので、人の事は言えないが。


…頑張れ、ジンニキ!
あんたのとこの組織、ほぼNOCしか居ないぞ!

私は密かにジンさんへエールを送りながら、浴室を出た。

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食物連鎖の頂点に立ったササミ(国産)(プロフ) - ユキさん» うわあ本当だ……ありがとうございます!!更新の励みになります!これからも頑張りますね!! (2019年8月29日 18時) (レス) id: 1320405534 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - すごく面白いです!更新楽しみにしてます!!それから、24話なんですけど、URLではなくて、USBかな?と思ったのですが、間違ってたらすみません。 (2019年8月26日 13時) (レス) id: 36bc1bbe51 (このIDを非表示/違反報告)
食物連鎖の頂点に立ったササミ(国産)(プロフ) - 明里香さん» いつもお世話になってます!全然細かくなんてありません!(笑)多分これからも誤字る予定なのでもっとビシバシ言ってやってください!<(_ _)> (2019年8月13日 22時) (レス) id: 1320405534 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 46話が45話になっています。 (2019年8月13日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 44話に誤字がありました。「見たいですから」ではなく、「みたいですから」です。細かくてすみません。 (2019年8月13日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:食物連鎖の頂点に立ったササミ | 作成日時:2019年7月23日 16時

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