Story22 ページ24
You side
『第一、貴方のとこの組織って全体的に黒いじゃないですか。絶対ブラックですもん。
ブラックはお呼びじゃないってラムさんに……ひぇっ』
ブラック企業は前世でこれでもかと言うほど体験済みなんだよばーかばーか!!←
そんな感じでただひたすらに粘っていると、ついにジンさんの堪忍袋が切れたらしい。
どういう原理だか帽子に青筋を浮かべ、拳銃を私のおでこに当てながらこう聞いてきた。
「いいぜ?着いてこないってんなら、ここで殺しても良いと許可は出ている。」
『ひぇっ喜んで着いて行かせて頂きますのでその物騒な鉄の塊をおしまいになってください!!!!』
え?見事な手のひら返し?
知るか!命が惜しいんだよ!!←
「ちっ、…ウォッカ、車を出せ。」
「了解しやした。」
はあああ言っちまったよ…。
そんな事を思いながら自己嫌悪に思いっきり浸かっていると、この黒い奴が誰かに電話を掛けた。
……てか、え?
その前に私、舌打ちされた??なんでぇ??
まぁいいけど!!!
…て、言うか。
そんな事よりも降谷さんになんと説明すれば…??
いつの間にか到着していた見覚えのある黒いポルシェに乗せられながら、私は必死に降谷さんに通用する言い訳を考えた。
くそぅ、こっちの事情も考えろってんだ!
・
・
「着いたぞ、降りろ。」
うーん…どないしましょ…。
ここは一つ、横の黒い奴に頼んで常時変装をありにしてもらうか…?
至って真面目に悩んでいると、どうやらいつの間にかセーフハウス?らしき場所に着いたようだ。
『うげぇぇ……まじで来ちゃったよ…。』
「てめぇには今から射撃のテストをして貰う。ハッキングは言わずとも承知済みだからな。」
『えっ、それは褒められてるって解釈してもいいのかな??』
「…早く入りやがれ」
『ハイ。』
軽くボケたらまたまた鉄の塊がお出まししちゃったよひえええ。
…ん?
いや、でも私、射撃は生まれてこの方流石に扱ったことは無い。
……あれ、ワンチャンこれ下手な振りをすれば良いんじゃね?
そんな私の一欠片の希望は、所詮は夢だった。
そう、お察し頂けた通り。
この降谷さんの優秀すぎる遺伝子が入った今世の私だ。
人生初にも関わらず、百発百中でしたよええ。泣きたい。
『あーあ……。
夢ならばどれほど良かったんだろう……。』←
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食物連鎖の頂点に立ったササミ(国産)(プロフ) - ユキさん» うわあ本当だ……ありがとうございます!!更新の励みになります!これからも頑張りますね!! (2019年8月29日 18時) (レス) id: 1320405534 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - すごく面白いです!更新楽しみにしてます!!それから、24話なんですけど、URLではなくて、USBかな?と思ったのですが、間違ってたらすみません。 (2019年8月26日 13時) (レス) id: 36bc1bbe51 (このIDを非表示/違反報告)
食物連鎖の頂点に立ったササミ(国産)(プロフ) - 明里香さん» いつもお世話になってます!全然細かくなんてありません!(笑)多分これからも誤字る予定なのでもっとビシバシ言ってやってください!<(_ _)> (2019年8月13日 22時) (レス) id: 1320405534 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 46話が45話になっています。 (2019年8月13日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 44話に誤字がありました。「見たいですから」ではなく、「みたいですから」です。細かくてすみません。 (2019年8月13日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:食物連鎖の頂点に立ったササミ | 作成日時:2019年7月23日 16時