6. 感情 ページ7
佐々木side
…冗談じゃない。
普通に生きてきて、好きな人が出来て、付き合いたかっただけなのに。
「ヤバイよね、よく柳本くんに迷惑かけといて学校これるよね」
「まだ自分が柳本くんの彼女だと思ってるんじゃない？w」
「うっわ〜w 完璧にイタイ奴w」
柳本くんに告白した、翌日。
学校では、私の悪口でいっぱいだ。
廊下を歩けば、白い眼で見られる。
教室に入れば、騒がしかった教室が一気に静かになる。
「お、おはよっ」
「……」
親友やグループの子に声をかければ、無視される。
………っ、ねぇ、何で？応援するって、頑張れって、言ってくれたじゃん。
何で何で何で何で何で何で何で……っ！？
何で……こんな事になったんだろう。
自分で言うのもアレだけど、私は顔が良い方だと思う。
今までも告白される事はあっても、自分から告白したのなんて生まれて初めてだった。
そんな私が、柳本くんを好きになったのは運命じゃないかと思った。
黒髪黒目の純日本人って感じの柳本くんだけど、肌は凄く白いし、
男の人特有の薄い唇だって、女の子顔負けのプルプル唇だ。
その上、同じバレー部の人達にしか向けない笑顔はとても可愛いし、
その笑顔が私だけのモノになると思うと、一気に欲しくなる。
だから、親友に相談した。
「あのさ…私、柳本くんの事…好き、になっちゃったんだよね…」
少し照れて、はにかみながら言えば、親友は
「△△なら、イケるよ！！ 応援してる！ 頑張れ！！」
って、言ってくれた。
これで私は、《親友に恋を応援された可愛い女の子》になれた筈だ。
私の予定だったら、上手くいく筈だったのに。
いくら３年の清水先輩に及ばなくても、
２年で一番可愛いって言われてる私なら、柳本くんも知ってるでしょ…って。
結果は散々だった。
告白の勢いで掴んだ手は振り落とされるし、
柳本くんには申し訳なさそうな笑みで見られるし、
ちゃんとした返事を聞く前に、バレー部の人が来るし、
ましてや、その時の嬉しそうな顔の柳本くんを見て
返事なんて聞かなくても、直ぐにわかった。
あぁ、私じゃ駄目なんだなって…。
だけど、その後、柳本くんを連れて行こうとする時にバレー部の人と目が合った。
すっごく冷たい眼で私を見た後、柳本くんの頭を撫でて、にっこり笑った。
……まるで、見せつける様に。
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佐々木さん、結構でますね((
続きます。
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もっち(プロフ) - 若利との絡み推してるのは私だけじゃないはず (2022年2月3日 21時) (
レス) @page21 id: 52318af24f (このIDを非表示/違反報告)
Mudai - あーヤバいまじで二口君と結婚してくれ、、、、、、、、、、、、、、 (2021年6月1日 20時) (レス) id: 214203daa7 (このIDを非表示/違反報告)
あーーー - どうぞ、にろ君と結婚してください (2021年1月27日 23時) (レス) id: 69529bf7e0 (このIDを非表示/違反報告)
及川さんのサポーター - にろ君と結婚しましたね、結婚式呼んでください（黙れ）更新待ってます！！！！！！！ (2020年8月10日 17時) (レス) id: ed4eeef564 (このIDを非表示/違反報告)
おパンツドラゴン - え、待ってすぅきぃでぇすぅ更新待ってます！！！ (2020年5月22日 12時) (レス) id: 981305fe40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高崎 | 作成日時：2017年7月24日 22時
