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私の不安は的中した
「そういえばこの前永見が
女の子と歩いてたん見たんやけど」
「あっちぃ！！」
あまりの衝撃にカップ焼きそばに入ってるお湯を
自分の手にかかってしまった
衝撃の原因である堂前
私が気を張らなくていい数少ない同期の堂前が
心配そうに駆け寄る
「え、すごい音したけど大丈夫？やなさそうやな」
「うん、めっちゃ熱い」
「すごい溢してるやん
ティッシュ持ってくるし手冷やしときや」
あんたのせいや！とは言えずに
お礼だけ言ってポツンと突っ立てる私
待って、そんなことより
永見くんが女の子と歩いてた？？
「え、Aさん何してるんですか」
「へ、え、？」
「服濡れてますよ、溢したんですか」
「…え、あ、あぁ！ええ！？永見くん！？」
「あ、はい僕永見ですけど」
さっきから叫んでばっかりだ
とにかく今は女の子と歩いてた永見くんが目の前にいる
「ええっと、歩けます？」
「う、うん！大丈夫！」
「手腫れてるんで冷やしましょ」
来た道を戻ってポットがある台所へ向かう
何が起こってるんだ？？
私は今永見くんの隣を歩いているのか？？
動揺しながらも火傷のダメージは大きく
指がヒリヒリと痛み出してきた
「うぅ…結構痛いかも、」
「とりあえず水で濡らしてください
保冷剤が多分冷凍庫に…あった」
「ご、ごめんね迷惑かけて」
チラッと永見くんを見るけど表情は無
やっぱり何考えてるんか分からへん
「迷惑ちゃいますよ
もっかいお湯入れます？」
「え、あ、うん」
「お湯作るんで、…ちょっとすみません」
「っわ、」
空のポットに水を入れる時に
保冷剤で冷やしてる私と距離が近くなる
背、たっか、、
てかなんか良い匂いしたんやけど、、
「Aさん？」
「は、はいっ！」
「お湯出来るまでそこ座ってください」
台所の狭い空間に私と永見くん2人きり
こんなん心臓が持つわけない
「なんでお湯溢したんですか？
Aさんがそういうの珍し…くはないですね」
「し、失礼やね。ちょっと眠かっただけやもん」
「昨日何時に寝たんですか？」
「10時」
「いや寝るの早過ぎでしょ」
「確かに」
「え、ボケてます？」
「ち！違う！間違えた！」
全力で首を横に振る私
目の前で笑ってる永見くん
そんな笑顔を見てなんだか安心してしまって
口元が緩んでしまった
「永見くんって、彼女いるん？」
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るうみ(プロフ) - 名無しさん» わあほんとですかありがとうございます😢💓はい！楽しみにしていただけると嬉しいです🥰🥰 (7月27日 10時) (
レス) id: 85c052b4e6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - るうみさんのお話が好きです。続き楽しみにしてます！ (7月27日 0時) (レス) @page19 id: a33a5da6cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るうみ
| 作成日時：2023年7月23日 0時
