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白くて綺麗な両手を合わせてパチンと音が鳴る
「絶対絶対言わないです！誓います！
大好きなAさんのこと裏切らないです！」
純粋な目が私の心を締め付ける
私が今大好きな荒川ちゃんのこと
裏切ろうとしてるねんけど
「……あのね、」
「はい」
「隠してたつもりはなくて」
「はい」
「その、最近発覚したというか」
「はい」
「なんなら今日荒川ちゃんに謝りたいと思ってて」
「はい、？」
荒川ちゃんも好きで、私も好き
こればっかりは仕方がない
正々堂々と！！
「私、永見くんが好きやねん、！」
言った、言っちゃった
声は震えていたけどちゃんと荒川ちゃんには届いたはずだ
「それガチ恋ですか？」
「うん、！」
「付き合いたいってやつですか？」
「そう！」
必死に頷くと両手を抑えて目を細める荒川ちゃん
「やばあ〜！待ってめちゃくちゃ推せる！」
「え」
「推しと推しのカップル見たすぎ〜！」
「え」
全然想像してたリアクションと違いすぎて
思わず荒川ちゃんの服の裾を引っ張る
「ええ？なんですか？」
「あ、荒川ちゃんは？永見くんのこと好きやんな？」
「好きですけどそれは推しとしてです！
付き合いたいとかじゃないです！」
「…え、ええ！？そうなん！？」
初耳やねんけど！これ結構有名？
1人で大盛り上がりしてるギャルに私は放心状態
「しかも推しの永見さんと推しのAさん！
そこ付き合っちゃったら嬉しすぎて飛べます」
「そ、そうなん？ほんまに？
荒川ちゃんも好きやから謝ろうと思っててん」
「え！？謝らんといてください！
こちらこそすみません気を遣わせて！
後もちろんこの話は内緒にするんで！」
こっちが謝るつもりやったのに
向こうに謝らせてしまった
でも、ほっとした気持ちでいっぱいになる
「早くカップルになって拝ませてくださいね
モテモテ同士のカップル早く見たいです」
「…え、永見くんってやっぱモテるん？」
私は一切モテてへんねんけど
モテモテ同士ってことは永見くんはやっぱり、？
「私も永見さんの恋愛事情知らないですけど
背高くて無口って、、モテる要素しかなくないですか？」
「……どうしよ、」
「あ！あ！大丈夫ですって！
そんな顔しんといてください！」
やっぱり他の人から見てもモテるように見えてるんや
荒川ちゃんの言葉は入ってこなかった
ごめん荒川ちゃん
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るうみ(プロフ) - 名無しさん» わあほんとですかありがとうございます😢💓はい！楽しみにしていただけると嬉しいです🥰🥰 (7月27日 10時) (
レス) id: 85c052b4e6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - るうみさんのお話が好きです。続き楽しみにしてます！ (7月27日 0時) (レス) @page19 id: a33a5da6cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るうみ
| 作成日時：2023年7月23日 0時
