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エレベーターを待ってる間ずっとそわそわしていた
あかん気になる、全然落ち着かへん
永見くん、、
「堂前、ごめん先行ってて！」
「え」
走って向かうのは自分の荷物を置いてある楽屋
そこからさっき買ったばかりのお菓子を握りしめて
楽屋を飛び出した
こんな安い物で元気が出るわけないだろうけど
それしか今の私には思いつかない
「永見くん」
「………え、」
「これ、あげる、！」
待って、目瞑ってた？もしかして寝てた？
めちゃくちゃ邪魔したんちゃうん私
ああ、また間違えた
タイミング最悪やん
「とりあえず糖分補給は大事やと思うから！」
「ありがと、ございます」
「あっ、全然甘い物苦手とかやったら他の人に、」
焦ってベラベラ喋ってしまう私
これ以上長いこと話してたらそれこそ嫌われるというのに
そんな時大きい手が長い指が私の手に一瞬触れた
「好きです」
「……え、」
そんな言葉に一瞬呼吸が止まる
永見くんとゆっくり目が合う
向こうも視線を逸らさないから見つめられて動けない
私の手からお菓子を取った永見くん
「甘い物好きなんで、ほんまに嬉しいです」
「そ、そっか！よかった！」
やっと永見くんが私から目を逸らしてくれて
呼吸とともに絞り出した声はあまりにも上ずっていた
あかんほんまに恥ずかしすぎる
そんなわけがないのに
永見くんの言葉はお菓子についてやのに
何を勝手に反応して焦ってるんや
「じゃ！それだけです！さよなら！」
もうこんなところにいたら心臓もたへん
逃げるように堂前のところへ向かった
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るうみ(プロフ) - 名無しさん» わあほんとですかありがとうございます😢💓はい！楽しみにしていただけると嬉しいです🥰🥰 (7月27日 10時) (
レス) id: 85c052b4e6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - るうみさんのお話が好きです。続き楽しみにしてます！ (7月27日 0時) (レス) @page19 id: a33a5da6cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るうみ
| 作成日時：2023年7月23日 0時
