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いつも楽屋の端っこにいるのに
今日は珍しく広間の真ん中辺りのソファーに座ってる
いつもより人が少ないからかな？
多い時はソファーが空いてないこともあるし
そんな時にふと彼を見つけて思わず声をかける
「あれ、永見くん？」
「あ、おはようございます」
声をかけたものの
永見くんが集中したそうにしてるのに気付いた
やば、邪魔してしまった
「じゃ、私、」
「あの、Aさんに1個聞きたいことあるんですけど」
急にソファーから立ち上がって
意を決したような顔でこちらを見つめる
よく見ると目元にはクマが出来ていて
いつもよりもやつれて見える
…え、なんで、？
最近寝れてへんのかな？
あ、そっか、そういえば
来月カベポスター単独するって、、
「永見くん、先に私から1ついいでしょうか」
こんなの黙ってるわけにはいかない
そう思った時には言葉にしていた
「最近永見くん疲れてるように見えるし
その、ちょっと心配して、ます」
気のせいかな、余計なお世話かな
こんなこと言われたくなかったかな
「余計なお世話やったらごめんね
でも単独も近いし無理はして欲しくないな…って」
「すみません、」
「謝らんといて、！
気のせいやったらごめんなさい」
背中を丸めて謝る永見くんの姿は小さく見える
ああ、間違えてる
やっぱ言わない方がよかったのかも
永見くんと一緒にいたいのに
何を話せばいいのか分からない
「Aー、昼ご飯行こうや」
心配と後悔に埋もれてる私なんて知るわけもない
能天気な声が聞こえる
「、堂前やん」
「お腹空いた」
「え！もう15時前やで？おやつの時間やで？
堂前の腹時計どうなってんの」
「しゃーないやんさっきまで寝ててんもん」
知るか！！そんなん！！
なんて怒鳴りたいのを抑える
「私もうお昼ご飯食べたんやけど」
「お願い、隣にいるだけでいい」
「気持ち悪っ！」
あかん、永見くんの前で暴言を吐いてしまった
なんて思っていたら
堂前がふいっと永見くんの方へ目を向ける
「永見は？もう飯食うたん？」
「あ、はい、僕はもう、」
「ほなまた行こな」
「はい、ありがとうございます」
お礼を言った永見くんの笑顔はやっぱり無理してる
堂前とご飯に行く前になんとかしてやれないだろうか
なんてやっぱり余計なお世話なんかな
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るうみ(プロフ) - 名無しさん» わあほんとですかありがとうございます😢💓はい！楽しみにしていただけると嬉しいです🥰🥰 (7月27日 10時) (
レス) id: 85c052b4e6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - るうみさんのお話が好きです。続き楽しみにしてます！ (7月27日 0時) (レス) @page19 id: a33a5da6cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るうみ
| 作成日時：2023年7月23日 0時
