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とんでもない勘違いが起きそうになる前に
ゆっくり説明を始める
「え、永見が潰れたん？」
「うん、潰れたというか寝てしもて
それで1人で運べへんから真輝志くん呼んだんよ」
「それでタクシー呼んで家まで？」
「うん、しかも私真輝志くんに無理矢理運ばされたんよ？」
昨日の夜はドキドキとかキュンキュンとかよりも
疲れの方が勝ってた
いや、もちろん永見くんとご飯行けたのは
ほんまにめちゃくちゃ嬉しかったけど！
「想像出来るな、自分そういうの断れへんもんな」
「ってか昨日真輝志くんからLINE来てなかったん？」
「LINE見てる暇なかった、今見よ」
どうせ植物図鑑でも見てたんやろ
と心の中で毒づく
「っぷ、これはちょっと、」
「ちょっと笑いすぎ！」
「でもよく見たらこれバックハグちゃう？」
「全っ然違うから！」
私もそこで初めて見る永見くんとの写真
これが人生初の2ショットなんて全然笑えへん
「そら永見もあんな謝るわけやわ
先輩におんぶしてもらってるねんもんな」
「まあ確かに想像より重たかったけど」
「うわ永見の悪口や、本人に言うとくか」
「フージー！！」
今度は私の大きな声が響き渡ったところで
ドアのノック音が聞こえてドアが開く
「すみません失礼します
今って大丈夫ですか」
「浜田くん！じゃなかった！にゅんたん！」
「あ、それやめてもらっていいですか」
思わぬ相方の登場に可愛いあだ名で叫ぶ
「浜田？なんかあったん？」
「いやなんか永見がやたら落ち込んでて
本人に聞いても教えてくれなくて」
「…あー、」
「ただ昨日Aさんとご飯行くってことは
聞いてたんでなんか知ってたら教えて欲しいんですけど」
フジは浜田くんと会話しながらも
さっきの画像を見てまだ半笑い状態だ
「さっきちゃんと謝ってんから切り替えたらええのに」
「え、知ってる感じですか？
まじで何やらかしたんですか？」
「見る？この写真」
この写真って絶対さっきの写真やん！
相方に見せるなんて
とんでもないことするフジを慌てて止める
「フジ！待ってそれ！」
「永見と浜田の仕事に支障出たらまずいやろ」
「そ、それはそうやけど」
「はま…にゅんたんもそうなったら困るから
わざわざこっち来てくれたんやんな？」
いつもフジの言うことは正論やから
こっちも止めるにも止められない
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るうみ(プロフ) - 名無しさん» わあほんとですかありがとうございます😢💓はい！楽しみにしていただけると嬉しいです🥰🥰 (7月27日 10時) (
レス) id: 85c052b4e6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - るうみさんのお話が好きです。続き楽しみにしてます！ (7月27日 0時) (レス) @page19 id: a33a5da6cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るうみ
| 作成日時：2023年7月23日 0時
