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真輝志着きました!どこいますか?
待ち望んでいたLINEにほっとして
まだ寝息を立てている永見くんに声をかける
「永見くーん？起きよっか？」
「…」
「真輝志くんに迎えに来てもらったし
後ちょっとだけ頑張ろ？」
「…んー、」
あかん、全然あかんやん、どうしたらいいんやろ
起きたとしてもだいぶアルコール回ってるし
ちゃんと歩けるか分からへん
色々考え悩んだ結果
覚悟を決めて私は自分のリュックを前に持つ
永見くんの荷物は片腕で持って
永見くんの腕を自分の首に回す
「立てる？行くよ？」
「…はあい、」
永見くんの体重をこっちに預ける
と、同時に永見くんの声が、息が、私の耳元に響く
罰ゲームなのかご褒美なのか全然分からん
ただただ心臓がバクバクして
重いからなのかそれとも近いからなのか
多分両方の意味でこっちまで倒れそうになる
「タクシー呼ばれますか？」
「いえ！迎えに来てもらってるんで大丈夫です！
すみませんご迷惑おかけしました」
お店の方にお礼と謝罪だけしてお店を出る
「お疲れ様です…ってうわ完全に出来上がってますね」
「真輝志くん、早く代わって、」
「はい、分かりました」
「え、なんで？なんで荷物？」
真輝志くんは当たり前のように私から荷物を奪って
るんるんで歩いて行く
「永見の方頼みますね〜！」
「え、絶対逆やんね！？」
「しーっ、目覚ましちゃいますから」
真輝志くんは一瞬私のところに戻ってきて
永見くんの両腕を私の首に巻き付け
より永見くんと近くなる
永見くんの背が高いから足が地についてるだけで
ほぼおんぶしてる状態だ
「ま、真輝志くん！無理やてこんなの！」
「写真撮らせてください」
「真輝志くん、！？」
本人はノリノリな様子で携帯をこちらに向ける
やっぱお店の人にタクシー呼んでもらったらよかった
「ほんまにやばかったら言うてくださいね
とりあえずタクシー見つけるまで頑張ってください」
「いやいや結構重いんやけど、！」
「細いけど身長高いですからね
これはフジさんにも送ろうっと」
「え！？フジ！？」
再び人差し指を立てて静かにー！と怒られる
なんで私が怒られるんよ
むしろここで目を覚まして1人で歩いてほしい
こんなの恥ずかしくてやってられへん
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るうみ(プロフ) - 名無しさん» わあほんとですかありがとうございます😢💓はい！楽しみにしていただけると嬉しいです🥰🥰 (7月27日 10時) (
レス) id: 85c052b4e6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - るうみさんのお話が好きです。続き楽しみにしてます！ (7月27日 0時) (レス) @page19 id: a33a5da6cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るうみ
| 作成日時：2023年7月23日 0時
