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酔っ払った永見くんは可愛かったけど
ただ今は可愛いを通り越して大半なことになっている
「あ、あの永見くん、」
「うーん、、」
え、寝てるね？もう完全に目瞑ってるね？
いつの間にか眼鏡外してるね？
永見くんってお酒は弱くないはずやってんけど、、
「…寝ながら…Aさんの大喜利…聴きたいなあ…」
「何言うてるん？」
「………」
「も、もう寝てませんか、？」
このまましばらく寝させてもいいんやけど
やっぱお店で寝るのは良くないか
というかこのまま起きなさそうやし
家まで送るしか方法は無さそう
でもこんな状態の永見くんを抱えて移動なんて
いくら永見くんが細身とはいえ
私にはちょっと厳しい
『とりあえず来週のデートで永見を持ち帰りして、』
真輝志くんの言葉を思い出して一気に顔が熱くなる
そんなことする気持ちなんて1ミリもない
でもなんとかして永見くんを家に帰らさないと！
慌てて真輝志くんに電話して応答を待つ
『お疲れ様です〜』
「あ！お疲れ！今って大丈夫？」
『全然大丈夫ですけどそちらこそ大丈夫ですか？
デート中に僕に電話なんかかけて』
「デートじゃないでしそんなことより緊急事態。
永見くんが寝てもうて、」
もう一度永見くんを見ると完全に寝息を立ててる
ほんのり顔も赤くて子供みたいな寝顔
『チャンスですよ今からホテルで、』
「な、何言うてんの！もうお願いやから助けて！」
『もう仕方ないですね
お店の住所送ってもらっていいですか？』
「うん！ありがとうお願い！」
電話を切った瞬間
携帯を持ってない方の手に感触が走る
……え？私の手を永見くんが触ってる、？
「…やけど、なおりました、？」
「え、うん？もう大丈夫、」
「そ、ですか…よかった…」
ペチッと手を優しく叩かれて再び夢の中の永見くん
え、え、何？今の…こっちの心臓が持たへんねんけど…
てかこの前もその話したやんね？寝ぼけてる？
と思いながらも慌てて携帯を開く
こんなことしてる場合やないし
私1人やったらほんまにこの空間耐えられへん
早く位置情報送らないと！
真輝志くんに連絡して
お店の勘定もさっさと済ませる
後は真輝志くんの連絡を待つだけ
それまでもう少し永見くんの寝顔を見させてもらおう
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るうみ(プロフ) - 名無しさん» わあほんとですかありがとうございます😢💓はい！楽しみにしていただけると嬉しいです🥰🥰 (7月27日 10時) (
レス) id: 85c052b4e6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - るうみさんのお話が好きです。続き楽しみにしてます！ (7月27日 0時) (レス) @page19 id: a33a5da6cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るうみ
| 作成日時：2023年7月23日 0時
