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そして勝負の日が来るのはあっという間で
まだ仕事が終わってないというのに
ずっとソワソワしていた
「さっきの出番噛み噛みやったね」
「すみませんでした」
「森ノ宮にいる永見くんが見たらどう思うかな」
「勘弁してください本当に気をつけます」
「最後は頼むで」
こんな時でもフジ様は容赦ない
いやもちろん仕事に集中してない私が悪いんやけど
出囃子が流れて頭を無理矢理切り替える
今は仕事！集中！
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「で、ネタを飛ばしたと」
「大変申し訳ありませんでした」
出番が終わって楽屋で即土下座
今日本当に永見くんがここにいなくてよかった
「決して浮かれてるわけやないんです、ほんまに。
不安でいっぱいいっぱいで、、」
「…次はないからな？
次はみんなの前で永見！って叫びながら土下座してな？」
「ひっ、ひゃい、」
なんでそんな恐ろしいことを
すぐに思いついてサラッと口に出来るんや
そんな時にピコンと携帯からの通知音
永見今終わったんでそっち向かいます
やばい、森ノ宮からこっちまで30分もない！
しかもタクシーで来るってなったら10分くらい！？
急いで着替えて化粧直ししてそれからそれから、、！
「お？だーりん？」
「だーりんじゃないです永見くんです」
「だーりんやん」
「違います」
スーツを慌てて脱いで鏡の前で自分と向き合う
今日だけ、いや、
今からだけは芸人を忘れて女の子にならせて欲しい
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るうみ(プロフ) - 名無しさん» わあほんとですかありがとうございます😢💓はい！楽しみにしていただけると嬉しいです🥰🥰 (7月27日 10時) (
レス) id: 85c052b4e6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - るうみさんのお話が好きです。続き楽しみにしてます！ (7月27日 0時) (レス) @page19 id: a33a5da6cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るうみ
| 作成日時：2023年7月23日 0時
