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…
ｶﾞﾗｯ
『…あ、』
渡｢…おう｣
空き教室を出ると翔太と偶然出会ってしまった
中には目黒くん何故か見られたくなくて直ぐに閉めた
渡｢…何してたの？｣
『え、別に…』
翔太と話してる事が嬉しいのに
何故か素っ気ない態度をとってしまう
渡｢…Aあのさ｣
『うん…』
リリ｢何してるのー？｣
リリの声で一気に距離を取る
翔太の顔も焦ってる感じで、今の状況はかなり最悪
渡｢なんでもない、｣
『翔太、』
渡｢ごめん、行くわ｣
また私、一人ぼっちになっちゃうな…
手を繋いで歩き出す2人を見送ると同時に反対方向に腕を引かれる
深｢A、おいで｣
ぁあ、嫌だな…
もういっそのこと私を1人にさせてよ
深｢俺は、Aを捨てたりしないよ｣
『違うの、ふっか…私は』
深｢俺、言ったじゃん。Aに好きな人が出来たら
諦めるってさ、でもそれ…撤回するわ｣
翔太みたいな、中途半端な奴には渡さない
そう言っていつもの国語準備室に入る
『ふっか…、違うの聞いて』
深｢聞かない、うるさい｣
『やだ、ふっか…私はっ』
深｢翔太が好きなんでしょ？｣
そうだよ、好きなんだよ…
どうしようもないくらい翔太が好きなんだよ
『すきっ、』
深｢…ん、でもごめん。俺もお前が好き｣
この手を拒めないだけ、私もクズなのかもしれない
『1人に、しない、で』
深｢俺はしないよ、Aだけだよ｣
翔太が好きだと気づいた日、
その日はもう遅かった
『しょーた、』
こんなにも人を好きになるって苦しいんだね
深｢A、好き、好きだよ｣
『んっ、』
“…Aあのさ”
あの時、翔太は私に何を言いかけたんだろう…
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もにぃ(プロフ) - ふさん» ありがとうございます！更新、完結出来るように頑張ります！！ (2021年2月8日 22時) (
レス) id: e68f2c559e (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 楽しくキュンキュンして一気読みしました！続きを楽しみにしてますね♪♪ (2021年2月8日 17時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もにぃ
| 作成日時：2021年1月4日 12時
