「ここはどこ？」 ページ4
?「…まぁなんだっていいか!!丁度イライラしてたしよぉ!!」
急に立ちあがって大きな声でそう言い、Aの小さな体に鎌を引っ掛けた。
…しかし。
A「すぴー…すぴー…」
？「…ッチ。なんか殺す気になれねぇなぁ。おい。絶望の顔が見れねぇじゃねぇか‼」
半ギレ状態でそう言い、Aの体から鎌を外して肩にかけた。
？「…戻るか。」
そう言って振り返り、部屋へと足を進めた。
しかしやっぱり少し気になってしまい。
？「…。(チラッ)」
A「…すぴー…すぴー…」
？「…」
？「…だああああああ！！！もう！！！！！」
キレながらAの元へ近付き、鎌を担いだ肩とは反対の肩にAを担ぎ、部屋へと戻った。
ーーー
？「…つ、連れて帰って来ちまった……;;;」
ソファーですやすやと眠るAに目を向ける。
？「…てかそもそもなんでガキがここにいんだ？そんでなんで上から降りてきたんだ？その時点でおかしいんだよなぁ…」
ーーーーー
A「…んむ？」
目が覚めるとさっきまでとはちがう部屋に来ていた。
しかも包帯を全身にぐるぐるにしている人が寝ている。
A「………まま…？」
ママといっしょに乗ったエレベーターから先の記憶がぐちゃぐちゃで、よく思い出せない。
…もしかしたらこの包帯さんがぼくを拾ってくれたのかもしれない。そう思った。
A「……あっ。」
ねている男の人の先に何かが書かれている紙とペンが落ちていた。
A「……。…よいしょっ、っと。」
自分にかけられていた布(タオルケット(？))を包帯さんの体にかける。
A「………え、と。…Z、ack？」
ちなみに文字の読み方は昔お金持ちだったホームレスさんに教えてもらった。
…でも意味とか、そういうのはよくわからない。
A「…Zackってことばきいたことない…。もしかしてこのひとのおなまえ、かなぁ…」
床にねている包帯さんの方に目を向け、少しもーしわけなくなった。
A「…ぼくをソファーでねさせてくれたのかなぁ。…ぼくがゆかでねればよかった…」
…ヒマだし、この紙におえかきでもしていよう。
ーー
包帯さんとぼくの絵をかいた。…あ、ママもかこう。
A「…♪」
なんだか楽しくなってきて、ちかくにあったくれよんをかってに使っちゃって、色ぬりまでした。
A「…できた…！」
すごくうまくできた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マカロン(プロフ) - は〜…好きです…。続きが気になりますねぇ…頑張ってくださいっ (2019年9月14日 18時) (
レス) id: 3a1f93304e (このIDを非表示/違反報告)
アクア - 更新頑張って下さい！！ (2018年3月24日 16時) (レス) id: 5a4d84d2f8 (このIDを非表示/違反報告)
りりな - 面白いです！更新頑張ってください！ (2017年8月26日 1時) (レス) id: fb376edb86 (このIDを非表示/違反報告)
歌燐 - 更新頑張ってください！！ (2016年11月26日 18時) (レス) id: fd7a16f681 (このIDを非表示/違反報告)
くとおるサブサブアカ - ケイトさん» フォワアア↑私は神ではありません。ただのしがないドンキーコングです(笑顔)ありがとうございます！！(意味不) (2016年10月15日 1時) (レス) id: 4cc672ebe7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くとおる | 作成日時：2016年9月15日 19時
