キミと恋したい【2】 (ページ10)

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嫉妬ページ10

ブーブー

照からまた着信

『もしもし…』

照「A… おはよう。気分はどう？」

『おはよう。昨日は連絡できなくてごめん

　沢山連絡くれたのにごめんね。

　だいぶ飲んでるから、二日酔いで頭が痛いかな。』

照「そっか、大変だったね。

　まだ、目黒の家だよね？

　迎えに行くからそこの場所教えて。」

『大丈夫だよ！自分で帰れる。心配しないで』

照「いや、俺が大丈夫じゃない。」

食い気味に返答をする照

照「迎えにいくから、一緒に帰ろう？」

『わかった。

　でも、目黒くんまだ起きてなくて。どこか分からないな。」

照「そしたら、LINEで位置情報を俺に送って。

　おおよそそれで分かると思うから。」

『わかった、送るね。」

あんなに楽しみにしていた土曜日のはずなのに

少しだけ照に会いたくないという気持ちがある

照に位置情報を送る

ぺちっ

ベットサイドに座っていた私の太ももを

弱々しく叩かれた

目「もう帰んの？」

目を開けずに話しかけてくる目黒くん

まだ眠いんだろう

声がふにゃふにゃしてる

『うん。

　照が迎えに来てくれるって。』

目「他の男のテリトリーにいるのが相当嫌なんだね

　あの人ほんと嫉妬がすげぇなぁ

　夜中もすげー連絡きてて

　ごめん、勝手にでちゃった。」

『ううん、大丈夫。

　代わりに伝えてくれてありがと。」

ブーブー

照あと10分くらいで着く

『帰る支度しなきゃ。

　私の服…

　え！かけてくれたの！ごめん！ありがとう。」

部屋には目黒くんの服が沢山床に散らかっているのに

私の服は全部ハンガーにかけてくれていた

“人の服シワ付けちゃいけないでしょ”って

まだベットでゴロゴロしてる目黒くんが言ってた

洗面所で着替えさせてもらう

軽く顔も洗った

部屋に戻る

『目黒くん。ほんと色々ありがとう』

ゆっくり起き上がって

あくびしてる

目「いや、まじで自分がしたい事しただけなんで、全然。

　下まで送りますよ。」

　

エレベーターで一緒におりる

もう着くって時に

ぐっ

！！

目「好きな人を他の男に渡すってめちゃくちゃイヤですね

俺も嫉妬しました。」

　

目黒くんにキスされた