第７話 綺麗な人 ページ12
喜多SIDE
先生「んじゃ、悪いけど今日の授業は自習と伝えておいてくれ」
喜多「はい、分かりました」
先生から自習課題を受け取り、職員室の扉を開ける。
六月のジメジメとした空気が身体を包み、オレは少しだけネクタイを緩めた。
暑いというわけでもなく、ただひたすらに気持ちが悪い。
喜多「自習になって良かった…本当に」
ふぅ…とため息をついて中庭を通る廊下を進む。
もしも先生に用事が無ければ、今頃オレ達はこの空気の中、外で授業を受けていただろう。
星降とか貴志部ならまだしも、浪川とかは確実に不機嫌になるな。
喜多「…にしても…重い…」
ズシッと課題の束が腕にのし掛かっているのを忘れていた。
そこまで重くはないが、ずっと持っているのはキツい。
しかも同じ持ち方で。
喜多「これで階段は上りたくないな…」
廊下の突き当たりにある階段を見上げる。
オレのクラスは三階。
ここ一階から荷物を持って上がろうものなら、クラスに着いた頃にはヘトヘトになっているだろう
喜多「うぅ…」
今度から西野空か誰かを付き添いにしよう。
そう思いつつ階段に足を掛ける。
―――するとその瞬間、フッと手元が軽くなった。
喜多「え……？」
？「重いでしょ？手伝うよ」
サァッ、と彼女の黒髪が風になびく。
間違いなく美人の部類に入るであろう彼女は、オレにそう言って微笑んだ。
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マロン - 額をおさえて泣いてる喜多が想像できてめっちゃおもろいですwwwwwww (2015年2月22日 13時) (
レス) id: c7050930e8 (このIDを非表示/違反報告)
ドロップ(プロフ) - 闇風玲花さん» はじめまして。コメントありがとうございます＾＾これからもよろしくお願いします。 (2015年2月19日 17時) (携帯から) (レス) id: dcaf0633b0 (このIDを非表示/違反報告)
ドロップ(プロフ) - マロンさん» 白虎寮ですからねー…。まともな人がいてくれる事を願います (2015年2月18日 23時) (携帯から) (レス) id: dcaf0633b0 (このIDを非表示/違反報告)
マロン - こんちわっ！！いやー寮に入ってからどんな話になるのかすごく楽しみです (2015年2月18日 23時) (レス) id: c7050930e8 (このIDを非表示/違反報告)
ドロップ(プロフ) - はじめまして！コメントありがとうございます！楽しみにしてくださって嬉しいです！少々不安な所もありますが、これからもよろしくお願いします＾＾ (2015年2月18日 21時) (携帯から) (レス) id: dcaf0633b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2015年2月10日 19時
