320*木箱 ページ40
消去して欲しいとまでは思わないけど、そういう写真がどこからか漏れて拡散されたら困るよねって。
潤『削除したら、減点は無くなる?』
真顔で松本さんが尋ねるから、
「"とにかく消して!"とまでは。
でも、言って欲しかったかも」
私を見て、肩を震わせながら
潤『言ったら絶対拒否られるってわかるもん。
言わないよ(笑)、言うワケがない!(笑)』
ああ、そっか。
どちらにしても苦言を呈しちゃうのね?私(笑)。
スマホを操作しながら松本さんが笑う。
潤『すっげぇビックリした顔してる(笑)』
「もう、やだ!」
潤『驚いた顔は二十六でも二十七でも変わんないんだね(笑)』
「変わるワケ無いじゃないですか。その差って、長くても数分ですよ?(笑)」
潤『削除しなくてもいい?』
肩を抱き寄せて松本さんが可愛く請うから、
「もう・・・」
仕方ないなって顔をすると、
潤『オレ、ねだり上手かも(笑)』
と笑う。
「松本さんは末っ子さんだから、甘え上手なんですよ、きっと。
だって可愛くねだるから・・・」
潤『ソレ、褒め言葉じゃないからね?
オレ、言われて嬉しいとは思わないから』
そんな風に少し機嫌を損ねたかのように下唇を突き出して、私に抗議の眼差しを向ける。
それがまさに可愛いんだけど?(苦笑)
.
潤『ああ、プレゼントを渡さなきゃ(笑)』
松本さんが寝室から木箱を持ってくる。
潤『どうぞ。
開けてみて?』
手渡された木箱の留め具を外して蓋を開けると、ピアスが五つ収められている。
白い薔薇、透明と青紫の石が揺れるもの、黄色と茶色の透明な薔薇、シルバーのしずくがチェーンの先に付いているもの、しずく型にカットされた、半透明だけど青く光るピアス。
可愛い・・・。
潤『ありがとうございます。
でも、こんなに良いんですか?』
素朴な疑問を投げ掛ける。
《320*木箱》
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奈穂(プロフ) - 全力での惚気がまた愛だよ~運命の人って最強だわ(″ノдノ)この言葉を胸に暑い夏を乗り越えるわ私(笑) (2015年8月2日 8時) (レス) id: 1d429e3cdb (このIDを非表示/違反報告)
さいか(彩)(プロフ) - 奈穂さん» こんばんは☆ 嫉妬潤に身悶え(*∩ω∩) ママ、なかなかの強敵(違う)なのでww 暑いねー暑いねー 恥ずかしい、ダメヨダメヨなシチュは燃えちゃうwシたいって言ってくれ!と、暑さで壊れたワタシでしたw (2015年7月12日 22時) (レス) id: cc02dafe2b (このIDを非表示/違反報告)
奈穂(プロフ) - 彩さん暑い中嫉妬潤君ありがとう(笑)あ~私愛されていると身悶え←してます(/∀\*)下にママがいなければ~いやいるから燃えると(笑)恥ずかしさもスパイスよね~(・∀・) (2015年7月12日 8時) (レス) id: 1d429e3cdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さいか(彩) | 作成日時:2015年6月26日 3時