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299*すごく ページ19

そう口にすると今度は目を合わせてられなくて、松本さんの胸に顔を埋める。



首筋に指を差し込んで私の視線を否応なく上に向けさせてから、



潤『オレにそそられるのは、大歓迎だよ』



甘いのに、切なく胸が締め付けられる色のある声で・・・



私の大好きな心地良いトーンで、私を受け入れる言葉を落とす。



おでこ同士が触れて、互いに熱を帯びた視線が絡み合う。



潤『喧嘩の後は燃えたいんだけど・・・

それはさすがにねぇ?(苦笑)』



目を細めて微笑んだ松本さんの唇が、噛み付くように私を食べる。



負けずに私も松本さんの唇を、愛しさを込めて食む。



松本さんの頬に指先で触れる。



舌を絡めることなく、何度も何度も啄む。



息苦しくても啄み続けた唇がようやく離れると



潤『マジでさ、キスだけでこんな気持ちいいとか・・・どんだけ相性いいの?(笑)』



またおでこをくっつけて、松本さんと見つめ合う。



「じゃあ・・・やめます?(笑)」



松本さんを試す言葉を口にすると、



潤『[YES]と[NO]・・・この場合はどっちが正解?(苦笑)』



シたくないが故の問い掛けじゃなくて・・・



「[NO]が、正解」



私からキスをすると、



潤『写メ。』


「え?」


潤『オレの当面のライバル、[阿部くん]だから(笑)』



当面のライバルって(笑)。



「阿部くんとは、一度シただけで別れてるんですよ?(苦笑)」



私の発言に松本さんは眉を顰める。



潤『その"たった一度"であんな写真許してんでしょ?

それを遥かに超える出来事がなきゃ納得行かない』



松本さんは私の首筋にキスを落とす。



これから先の時間を想像して、胸が騒ぐ。



松本さんの背中に腕を回すと、チクリとした痛みを感じて。



その首筋から、言いようのない幸福感が広がる。


.



.



.



好き。



すごく、好き。



《299*すごく。》

300*視線→←298*ソノキ



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設定タグ:松本潤 , , さいか(彩)   
作品ジャンル:恋愛
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奈穂(プロフ) - 全力での惚気がまた愛だよ~運命の人って最強だわ(″ノдノ)この言葉を胸に暑い夏を乗り越えるわ私(笑) (2015年8月2日 8時) (レス) id: 1d429e3cdb (このIDを非表示/違反報告)
さいか(彩)(プロフ) - 奈穂さん» こんばんは☆ 嫉妬潤に身悶え(*∩ω∩) ママ、なかなかの強敵(違う)なのでww 暑いねー暑いねー 恥ずかしい、ダメヨダメヨなシチュは燃えちゃうwシたいって言ってくれ!と、暑さで壊れたワタシでしたw (2015年7月12日 22時) (レス) id: cc02dafe2b (このIDを非表示/違反報告)
奈穂(プロフ) - 彩さん暑い中嫉妬潤君ありがとう(笑)あ~私愛されていると身悶え←してます(/∀\*)下にママがいなければ~いやいるから燃えると(笑)恥ずかしさもスパイスよね~(・∀・) (2015年7月12日 8時) (レス) id: 1d429e3cdb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さいか(彩) | 作成日時:2015年6月26日 3時

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