297*お邪魔しまーす ページ17
それは凄く恥ずかしい!
潤『ねぇ、自宅で・・・ある?』
・・・シたこと?
「松本さん、私の両親の離婚や名字が変わった経緯とか、覚えてます?」
潤『えっと・・・高校卒業してから離婚して、大学辞めるときに名字変えたんだっけ?』
「そう。
私、ここには高校卒業後に住み始めたんですけど・・・
大学生になってから知り合った人を連れてきた事がないんです。
どうしてだと思います?」
松本さんは、
潤『甘い時間はお預けっぽいね(笑)』
そう言って、私に覆い被さったままだった体を起こす。
ベッドに腰掛けて、
潤『[阿部くん]も来たことないの?』
「無いです」
潤『・・・わかんない。
極度の秘密主義だったとか?』←
「当たらずとも遠からずなんですけど(笑)、ここ、神崎家なんです」
潤『あ、そっか。
表札と名字が違うんだ。
更に言えば親子で名字が違う』
松本さんは合点が行った顔をする。
「面倒じゃないですか、そういうの(笑)。
両親の離婚って、少なからず色々邪推しちゃうでしょ?
うちの両親、離婚してからの方がお互いの事を気に掛けられるようになったし、今でも会ってて両親の不仲が理由じゃないから面倒なんですよ、色々と説明するのが」
松本さんは納得したようで、私の頭に手を乗せる。
潤『ねぇ。
"一緒に寝ない"ってさ・・・
まだ撤回はされてないの?』
少しだけ、業を煮やしたように松本さんが私を見据える。
上手な、返しの一言がみつからなくて、松本さんの目を見つめたまま無言でいると、
潤『一緒に寝よ?』
耳に松本さんの唇が触れる。
思わず跳ねる体に、
潤『大丈夫そうだね(笑)。
同じ部屋にいて別々に寝るのなんて耐えられないから』
松本さんは穏やかに笑いながら布団を捲る。
少しだけ壁際に寄ると、
潤『お邪魔しまーす』
松本さんが笑った。
《297*お邪魔しまーす》
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奈穂(プロフ) - 全力での惚気がまた愛だよ~運命の人って最強だわ(″ノдノ)この言葉を胸に暑い夏を乗り越えるわ私(笑) (2015年8月2日 8時) (レス) id: 1d429e3cdb (このIDを非表示/違反報告)
さいか(彩)(プロフ) - 奈穂さん» こんばんは☆ 嫉妬潤に身悶え(*∩ω∩) ママ、なかなかの強敵(違う)なのでww 暑いねー暑いねー 恥ずかしい、ダメヨダメヨなシチュは燃えちゃうwシたいって言ってくれ!と、暑さで壊れたワタシでしたw (2015年7月12日 22時) (レス) id: cc02dafe2b (このIDを非表示/違反報告)
奈穂(プロフ) - 彩さん暑い中嫉妬潤君ありがとう(笑)あ~私愛されていると身悶え←してます(/∀\*)下にママがいなければ~いやいるから燃えると(笑)恥ずかしさもスパイスよね~(・∀・) (2015年7月12日 8時) (レス) id: 1d429e3cdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さいか(彩) | 作成日時:2015年6月26日 3時