162*お説教 ページ2
松本さんが眉間に皺を寄せる。
潤『マジで鈍感。
・・・お仕置きしとかないとダメだな、これ』
松本さんの口角が微かに上がる。
気が付くと耳に松本さんの唇が触れてて・・・
フッと息を吹きかけられる。
「ひゃっ！」
思わず体が跳ねる。
潤『オレの前で他のオトコと楽しそうに話してんじゃねーよ』
いつもと同じで甘くて心地いい声なんだけど、低く唸るように絞り出されたその声は、想像以上に頭に響いて背筋がゾクリとする。
加えて、常に丁寧な物言いの松本さんから吐かれる少し荒い言葉に、怖さよりもギャップと云う名のときめきを感じて・・・キュンとなってる自分も居て。
潤『何か言え。無言はズルいぞ？』
「ごめんなさい」
潤『何が“ごめん”なの？』
あ・・・
耳元でいつもより低い声は、ヤバいなー・・・
何がって・・・
え？何が？
あ、ドキドキする。
私、多分顔赤いと思う。
っていうか、耳が熱いもん。
潤『怒られてるのに上の空って、良い度胸(苦笑)。
反省しない子はもっと苛めたくなるなー・・・
こうしたら、Aちゃんはどうなるんだろ？(笑)』
クスッと笑って耳に舌が差し込まれて。
「やっ！」
耳を隠そうとした手を掴まれて
潤『心は鈍感なのに耳はすげー敏感(笑)。
ねぇ、オレの質問に必ず答えて？
答えなきゃAちゃんが感じちゃうような意地悪、するから(笑)』
か、んじちゃうような・・・意地悪？
潤『まぁ別に答えてくれなくても良いんだけどね？寧ろ答えないでいて欲しいかも。
ただ・・・オレの意地悪、すげー恥ずかしいと思うよ？
まだ外は明るいし、ここ、車の中だし？(笑)』
「答える！答えます！絶対答える」
潤『別にいいよ？答えなくて(笑)』
「答える。だって松本さん怖いもん」
潤『絶対答えろよ？』
あ・・・嵌められた。
《162*お説教》
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ことぶき(プロフ) - さいかちゃん、お疲れ様です(^_^)春はいろいろ忙しい、ちょっぴり環境もリニューアル的なwwまずは目の前のやるべき事から片しませう(^-^)ぼちぼち気長に更新お待ちしておりますm(_ _)m (2015年4月10日 11時) (
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作者名：さいか(彩)
| 作成日時：2015年3月24日 0時
