904*降格か ページ24
潤『先生が言ってた。
"多分、潤くんはあの子が初めて撮影したモデルだと思うよ"って』
こめかみに唇で触れて、
潤『まさか十五年近く前に、奥さんの[ハジメテ]、奪ってるとは思わなかったな(笑)』
「"ハジメテを奪う"って！
その言い方、なんか(怒)」
潤『そう聞こえるあなたがやらしいからね(苦笑)』
「だって！いつもそういう言い方するから！」
慌てる私に、
潤『でも嬉しかった。
大ちゃんよりは先に出逢ってた』
松本さんの一言にハッとする。
潤『もしかしたら山神よりも翔くんよりも先かもって』
それは以前、松本さんが零していた不可抗力の話。
顎を持ち上げられて、掬うように重なる唇を受け止める。
潤『独占欲がココまで強いと、病気を通り越して圧巻だよね・・・』
「初めて撮影したモデルさんが松本さんで嬉しいです(笑)。
あと、何となく覚えてるんですよ、この時の事」
潤『嘘！マジで！？』
オレ、覚えてないと項垂れる松本さん。
「"この人綺麗"って。
ピーターパンとティンカー・ベルを足して二で割った印象だったのを覚えてます」
潤『ピーターパンは喜ぶべきなの？』
「ティンカー・ベルが入ってるの忘れてます(笑)」
潤『いや、入れられても嬉しくねぇし。
また人間じゃないし女だし(苦笑)』
「そんなこと言うから雪女に降格なんですからね？」
唇を尖らせて抗議する。
・・・降格なんかじゃ無いけど。
.
とっても綺麗だった。
この世のものとは思えなかったし、男性にも見えない位に儚さと美しさが共生していて魅了された。
潤『オレ、降格してたの？』
悲しそうに私の顔を覗き込む。
そんな松本さんに対して、頭を振って否定する。
潤『ごめん、問い詰めたかった訳じゃないの。
普通に茶化せばよかったね(苦笑)』
ポンポンと頭を撫でる。
《904*降格か》
905*頬の緩み→←903*躍る【Another side】
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とも(プロフ) - こんばんは。とってもステキな終わり方で胸熱です。お互いに辛い過去？を乗り越えて運命の人に巡り会えた。「初めてのモデル」には感動すら覚えました。夢中で読み込みました。ステキなお話をありがとうございました。 (2021年9月17日 19時) (
レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
奈穂(プロフ) - ありがとうオリゴ糖♪飴ちゃん開けたくなってる← こんなにコメントしたお話はありませんってくらい愛しています(真顔)愛しい紫旦那様をありがとう ヤバいな私(・∀・)そうね渡鬼にはこんなイケてる旦那様はいなかったwww 新婚旅行を楽しみに明日からも潤を愛でていくわ (2016年10月4日 14時) (レス) id: 9a0f7c39bf (このIDを非表示/違反報告)
さいか(彩)(プロフ) - 奈穂さん» 終わってしまったよｗ でも許して？なんか、リアル誕プレになったみたいだしｗ たたね、ひとつ言うと、Noriuは渡鬼じゃないっすｗｗｗｗ 紫旦那さまに愛されて素敵な1年を過ごせますように☆ (2016年10月4日 9時) (レス) id: e8327fc405 (このIDを非表示/違反報告)
奈穂(プロフ) - 初夜の旦那様からのオネダリが仕事中に浮かび･･･(￣∀￣)怪しい販売員になってた１日 指輪だけじゃなく全て一つになりたい旦那様 幸せ度アップしてるのに〜ラストが近いなんて( ´｡pωq｡)永久に終わらないと思ってた← (2016年9月30日 20時) (レス) id: 9a0f7c39bf (このIDを非表示/違反報告)
さいか(彩)(プロフ) - 奈穂さん» 幸せで何よりｗｗｗｗｗｗｗｗ(それに尽きるｗｗ) (2016年9月30日 9時) (レス) id: e8327fc405 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さいか(彩)
| 作成日時：2016年9月26日 0時
