僕が選んだ君2

85.you ページ36

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ジミンから気持ちを伝えられたこと、
そしてその気持ちに応えなかったことも
3人には伝えていた。



3人はジミンの気持ちを聞いていたみたいで


すごく残念そうにされたけど、
私の正直な気持ちを伝えれば
やっぱり同じ立場のファン、理解してくれた。



連絡先くらいは交換してもよかったのに〜！
なんてしばらく言われ続けたけどね。





用意されていた席は
スタンドの最前列だった。


ここならトロッコが通る時かなり近いはず。



さき「うわっ！めっちゃいい席じゃん！」

かな「ねぇ！ここ目の前トロッコ通るよね！？」

ゆき「気づいてくれるかな？ファンサもらえるかな？」



少し前まで手つないだりしてたはずなのに
ファンサを欲しがる可愛いお姉さん達。笑


もうすっかりファンに戻っていて
私だけかな、切り替えられていないのは…


せっかくこんないい席で観れるんだもん。
久しぶりのジミンをしっかり目に焼き付けよう。



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さき「こっち誰最初！？」

かな「テテちゃんとナムさんとユンギさん！」

「ゆきさん！ナムさん来ますよ！」

ゆき「やだ！ナム来る！やばい！どうしよう！」

「「「 笑 」」」

さき「せーので、ナムジューン！て叫ぼ！せーの！」


『『『『ナムジューン！！！』』』』



ちょうどこちら側を向いて手を振っていた
ナムさんが揃った私たちの声に気付いたのか
私たちを見て驚いた顔をした。


その顔の可愛さったら。笑


にこっと私たちに手を振って
反対側に手を振っていたテテちゃんの方に行くと
耳打ちしたのかテテちゃんが
え！？みたいな顔しながらこっちを見た。



かな『あははは！テテ可愛い！！』

さき『テテー！！！』



主人を見つけた犬みたいに満面の笑みで
ぶんぶん手振ってて本当可愛い。笑


けど、目が合った瞬間ムッとされた。え何。


ユンギさんは、
よっ！みたいな感じでユンギさんらしかった。




反対側から来たトロッコには
もちろん残りの4人が乗っていて



…ジミンが来る。



目の端からその姿が見えてから
異常なくらい心臓がバクバクと
音を立て始めた。


トロッコがすれ違う際に
ナムさんかテテちゃんが伝えたのか
4人ともこちらをキョロキョロ…


いや、アリーナ側にも手振らないと…；




私たちの前に来るちょっと手前のところで

「「「ジミーン！！！！」」」


隣から揃った大声が聞こえた。


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