僕が選んだ君2

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スタッフ「それでは撮影を始めますので
ジミンさんは神父さんの前へ、
メンバーのみなさんは席の方へお願いします」




天気は快晴。


嫌味なくらい雲ひとつないの晴空の元
僕らの結婚式が始まる。



1人みんなと違うタキシードに身を包んだ僕を
みんながいじりガヤガヤとした空気の中



パインプオルガンの音と共に扉が開き
見えた君の姿。



後方からたくさんの光を浴びながら
歩いてきた君が冗談じゃなく天使に見えた、

なんて絶対バカにされるから誰にも言わない。



マネヒョンと腕を組み
恥ずかしそうに歩いてくるA。


いや、マネヒョンのその顔なに。
恥ずかしいの？収録参加に照れてるの？
それともAと腕組んで喜んでるの？
デレデレしすぎじゃない？映せないよやめて。


そんなヒョンからAを
引き受ける時に「ヒョン顔やばいよ」
て教えてあげたら急に真顔になってた。笑




JM「A…すごくキレイ…」

「ありがとう。ジミンもさすが！格好良い！」



目の前で見るAは
当たり前だけど花嫁そのもので
いつもとは違う雰囲気。本当に綺麗。


お互いに褒め合って微笑み合って
幸せな時間…ずっとこの時がつづけばいいのに…




神父「新郎ジミン、
あなたはここにいるAさんを、
病める時も、健やかなる時も、富める時も、
貧しき時も、妻として愛し、敬い、
慈しむ事を誓いますか？」


JM「はい、誓います」


神父「新婦A、
あなたはここにいるジミンさんを、
病める時も、健やかなる時も、富める時も、
貧しき時も、夫として愛し、敬い、
慈しむ事を誓いますか？」


「…はい、誓います」




指輪の交換はペアルックのときに買った
いつもはネックレスとしてつけている
あのペアリング。


ちょっと緊張して手が震えているのを
Aがクスクス笑ってる。




神父「それでは誓いのキスを」



フリだけで、と言われていた誓いのキス。

でもカメラに映らないように
そっと唇を合わせた。


離れたAの頬には1筋ずつ涙が流れていて
何を思っての涙なのか…


拭ってやれば擽ったそうにまた笑った。


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