僕が選んだ君2

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問1. 酸性の反対は？



JM「酸性てなに！？アルカリ性？！」

「そうそうそう！それ！」

JM「A書いて！」

「ジミナ怖いから後ろいて」

JM「うん、大丈夫いる」





問2. 元素記号Fが表すものは？


JM「僕化学苦手！！」

「元素記号なんて忘れたよ！なんだったっけ…」




問3. 太陽系で一番大きな惑星は？


「木星！木星！木星！」

JM「そうなの？！書いて書いて！」



「元素記号なにぃ…」

JM「まだ時間あるからゆっくり考えていいよ！」



全然わかんないからA任せでごめん；


1.アルカリ性
2.フッ素
3.木星


Aが書いたのを設置されてるカメラに見せれば
ピンポンと鳴った後にドアの鍵が開く音がした。



JM「よっし！Aすごい！頭いいの！？
出よう！出よう！出よう」


人体模型が動き出すんじゃないかと
無駄に焦って理科室を飛び出す。



「はぁ、はぁ」
JM「はぁ、はぁ…これ心臓に悪い…」


「…次はどこ？」


JM「家庭科室だって」


.
.


JM「ここだ…あ、あけるよ？」

「待って！ちょっと待って…」

JM「わかった、ちょっと深呼吸しよ？
怖いね？大丈夫大丈夫」

「…よし、行こ」



ひと息おいて開ければ



「ひぃっ！…っ」

JM「うわぁ！！」



大量のマネキンが無造作に置いてあって
部屋の真ん中に黒電話が置いてある

それはそれは異様な…

うちのスタッフまじでバカなんじゃないの
こんな手の込んだの作らなくていいのに！



「むり…入れない…泣」


ついに泣き出してしまったA。

こんなの怖いよね。
始まる前からあんなに怖がってたもん。
よく頑張ったよ。



JM「後は僕が全部やるから
Aはついてくるだけで大丈夫だよ」


ポロポロと流れる涙を拭って
Aを後ろから抱きしめるかたちで
家庭科室の中に入る。


Aがちっちゃいから
抱きしめるというよりも
覆いかぶさってる感が否めないけど。


入って扉を閉めると黒電話特有の音がなる。



うわぁぁぁああ！！


2人して飛び上がって驚いて
Aに至っては「うぅ…泣」て泣きながら
僕の腕を痛いくらいに握りしめてる。


体勢そのままに電話の前まで行き
僕が電話を取った。


JM「…はい」



そのマネキンの中に1つだけ
お札を持ったマネキンが居ます。
そのお札を持って隣の教室へ
行ってください。


変声された恐怖感たっぷりの声で
そう伝えられた。


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