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78. ページ29

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Aの反応から
返事が良くないものだと気付いていた。
…なんとも彼女らしい返事。



でも…
独りよがりの恋なんかじゃなかった。
それだけでもういい。


そう思うのに胸が痛くて
流れる涙を止めることはできなかった。





「ジミン、ブサイクになった。笑」

JM「Aもだよ。笑」



しばらく2人泣いて
落ち着いた頃にはお互いブサイクだと言い合い
元の空気が流れ始めた。



Aを膝の間にいれ
後ろから抱きしめる形で

元の空気よりも少しだけ…甘め。



手を取ってはもらえなかったけど
今は2人お互いを好きな状態でしょ?
そしたら甘くもなっちゃうよね。



JM「お別れまではさ、
俺の好きをたくさんあげるから
笑ってお別れしようね?」


「うん、笑ってさよならしよう」


儚げに笑うAはとても綺麗だった。


Aの唇に自分の唇をそっと重ねれば
彼女は抵抗することもなく受け入れてくれて


気持ちの通ったキスに心は震えて、
溢れる涙もそのままに
何度も何度も角度を変えて
夢中で口付けを交わした。


お互いの涙でしょっぱいはずのそれは
何故か残酷な程に甘かった。



.
.




撮影を終え拠点に戻るとみんなが居て


新婚旅行はどうだったー??
と声をかけられるけど
楽しかったですよ、と適当に返事をして
すぐに部屋に篭った。



撮影中はいつも通り撮影できるよう
気を張っていたから大丈夫だったけど
帰ってきた途端、安心感からか
張り詰めていた糸が切れて
立っていられなくなった。



あぁ…思っていた以上にダメージがでかいみたい



そのままベッドに転がり
ご飯食べるよー!と呼ばれるまで
ただひたすらにボーっと天井を見つめていた。




JK「ヒョンこれいらないならもらいますね」

JN「ヤァ!ジョングガ!
まだ自分の皿にあるでしょうが!
ジミナ、早く食べないとなくなるよ?」

JM「あ…はい」

JH「ん?体調悪いの?」

JM「体は全然元気ですよ。
でも…心が痛いです…」



体は至って健康なんだけど…

どうしたってあの時間が蘇って
虚しさに苛まれる。




JN「なんかあったの…?」

JM「ヒョン…僕…失恋しました。
あー…失恋なのかな?よくわかんないです…」



「「「え…」」」



JN「それってもしかしなくても
Aちゃんだよね…?」

JM「はい…」

JK「この前見てた感じじゃ
ヌナもヒョンのこと好きそうだったのに」


.

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みー - このお話大好きなので、更新されて嬉しいです(^^)続きも楽しみにしてます!! (2019年12月26日 23時) (レス) id: ddf314a032 (このIDを非表示/違反報告)
seawindyoongi(プロフ) - 続きが気になります。 2人の恋が実って欲しいで。 (2019年10月25日 13時) (レス) id: 036b7a305c (このIDを非表示/違反報告)
az★ - グクペンですがジミンペンになりそうなくらいこのお話のジミンちゃん可愛すぎますーー(^ ^)笑 更新楽しみにしています! (2019年10月21日 16時) (レス) id: 4b0096ca12 (このIDを非表示/違反報告)
カフェ猫 - 続きがめちゃくちゃ気になる…このお話大好きです!!2人の恋が実ってほしな〜更新楽しみにつてます!! (2019年10月21日 13時) (レス) id: baaac411fe (このIDを非表示/違反報告)
じゅり(プロフ) - 初めまして!大好きです!ジミンちゃんと私の恋うまくいけーと思いながら見てます!(笑)また更新楽しみにしてます! (2019年10月21日 13時) (レス) id: 6b5361ae0e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ツバキ | 作成日時:2019年9月4日 7時

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