64.you ページ15
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運転手さんに伝えたのはホテルじゃなくて
ジミンが押さえてくれたお店の住所。
着いたのは閑静な住宅街で
お店の看板なんかもなくって
え、本当にここで合ってる?と思うようなところ。
さき『これって普通の家じゃないの?』
ゆき『ただの豪邸にしか見えない』
かな『ドア開かなかったらどうする?ただの不審者』
『通報されますね…はは』
とりあえず開けてみようと
取っ手を引くと
『『『『…うわぁ…』』』』
吹き抜けの高い天井には大きなシャンデリアがあり
目の前には映画で見るような広い階段と赤い絨毯
なんとも豪華な造りの店内。
外観からは想像もつかない
ちゃんとお店だった。←
オーナー『いらっしゃいませ』
『○○と申します』
オーナー『伺っております。
ご案内致しますね、2階のお部屋へどうぞ』
緊張しながら名前を伝えると
違う男性が部屋へと案内してくれた。
さき『ねえ!なにここ!!?』
ゆき『めっちゃ高そう…大丈夫かな…』
かな『本当だよ!私たちで払える?』
手頃なバーで朝まで飲み明かすつもりが
まさかこんなところに来ることになるなんて…
想定外すぎて何から考えればいいかわかんない。
ゆき『来て!ソファめっちゃふかふか!』
かな『わ!すごい!これも高いんだろうな←』
広めのソファがテーブルを囲むように4つ
座り心地抜群でついはしゃぐ。
ー ピンポーン
ここはノックのかわりに
品の良いチャイムが鳴るらしい。
オーナー『失礼致します。
こちらお連れ様からワインでこざいます。
先に楽しんでいてくださいとのことです』
………。
さき『ジミンちゃん何者?
やることすごくない?やば』
ゆき『できる男だね〜』
さき『先に始めといてってことでしょ?
じゃあいただこうか!』
チンっとグラスを合わせて
飲み始めればこの場の雰囲気にも慣れてきて
話も止まらなくなるわけで
さっきの言われた小言を話せば
そんなこと言われてたの!?
と自分のことのように怒ってくれて
さっき言ってくれれば私が言い返してあげたのに!
なんて言ってくれるこの人たちが
大好きだなと思った。
同じような境遇にいる3人だから
分かり合える部分が多くて
今日会ったばかりなのに
ずっと一緒に居たような心地よさがある。
いろんな素敵な出会いを運んでくれる
この企画には感謝しかないな…
そんなことを考えながら
気付けばお酒が進む進む。
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みー - このお話大好きなので、更新されて嬉しいです(^^)続きも楽しみにしてます!! (2019年12月26日 23時) (レス) id: ddf314a032 (このIDを非表示/違反報告)
seawindyoongi(プロフ) - 続きが気になります。 2人の恋が実って欲しいで。 (2019年10月25日 13時) (レス) id: 036b7a305c (このIDを非表示/違反報告)
az★ - グクペンですがジミンペンになりそうなくらいこのお話のジミンちゃん可愛すぎますーー(^ ^)笑 更新楽しみにしています! (2019年10月21日 16時) (レス) id: 4b0096ca12 (このIDを非表示/違反報告)
カフェ猫 - 続きがめちゃくちゃ気になる…このお話大好きです!!2人の恋が実ってほしな〜更新楽しみにつてます!! (2019年10月21日 13時) (レス) id: baaac411fe (このIDを非表示/違反報告)
じゅり(プロフ) - 初めまして!大好きです!ジミンちゃんと私の恋うまくいけーと思いながら見てます!(笑)また更新楽しみにしてます! (2019年10月21日 13時) (レス) id: 6b5361ae0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ツバキ | 作成日時:2019年9月4日 7時