今世は前世より…… (ページ18)

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～覗き～ページ18

しのぶ「そうね……どうしたらいいでしょう…
姉さんはなんか案ありますか？」

カナエさんは手を組んでうーんと言っていた。
そしてあっ！と声を出しながら手をぽんとした。

カナエ「そうだわぁ！」

カナエさんがしのぶに手招きしている。
しのぶはそれに従ってカナエさんの方に行った。
そして、カナエさんがしのぶに耳打ちしている。しのぶがほうほう…と言った表情で聞いている。

耳打ちが終わった後

カナエ「どうかなぁ？」

しのぶ「いい案だと思うわ！姉さん！

……早速行動に移しましょうか」

にっこりしながら言った。

しのぶ「カナヲ、手伝って貰える？」

カナヲはにっこりしながら
はいと言った。

案実施

一方

『……あと少し…』

ほぼAが終わらせてしまった

錆兎「A、すまない……」

はっとして錆兎の方を見て

『ごめん…！めっちゃ進めちゃってた…
でも、錆兎大根切ってくれてありがとう。
私大根切れなかったもん…』

案外握力というかそういうのがないんだよなぁ……
鬼の場合なんか切れるんだけど…

錆兎「いや、男として当然の事だ」

と言った

すごいと思うんだけどなぁ…
と内心思う。

一方

しのぶ「カナヲ、今はどう？」

カナヲは目を凝らして台所を見ている

カナヲ「今、なんか話しているようです。なんの会話かはわかりませんが…」

と言った時善逸が

善逸「えっと、Aちゃんが鮭大根をほぼほぼ作っちゃったみたいな会話してますよ！！」

義勇「……そうか…」

しのぶ「善逸君、ありがとうございます」ﾆｺ

しのぶがコソッとしながら

しのぶ「姉さんは上から、煉獄さんは真正面からお願いします、善逸君はこっちに来そうだったら例の合図をお願いしますね」

一方
『そろそろ完成だね。』

「あぁ！そうだな！
義勇も喜んでくれるといいな」

といつも通りの優しい笑みで言った

やっぱりこの笑みは私にとって大切なものだなぁ…
と思っていると顔に出ていたのか

錆兎「A、笑ってどうかしたのか？」

と言われてしまった。

『えっ？！あ、いや、なんでもないよ。』

とあたふたしながら言った。
でもすぐに冷静さを取り戻した。

杏寿郎「うむ！！やはりいい香りがするな！！
さすが錆兎とAだ！」

と煉獄さんが言っていた。
ここに煉獄さんがいて感謝しかないと思う。

杏寿郎「味見してもいいか！！」

『それはさすがに…』