今世は前世より…… (ページ17)

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～開始～ページ17

皆「「王様だーれだ！！」」

しのぶ「あ、私です♪
命令は三番と九番が明日甘味処に行く。でどうでしょうか？」

わあ…優しいお題だなぁ……
まあ、こういうお題が望ましいよね。

真菰「あ、私三番です。」

突然私に視線が集まる。

『私違いますよ？』

カナヲ「私が九番です。」

カナヲちゃんだったんだぁ！
と言うか甘味処行けていいなぁ……
明後日にでも行こうかな…

皆「「王様だーれだ！！」」

カナエ「あら？私が王様だわぁ！
じゃあ、八番が語尾にワンをつけるなんてどうかしら！」

おぉ…可愛いよなぁ語尾に何かって！

炭治郎「俺が八番です…ワン」

『ぶふっ…』

つい吹いてしまった、
炭治郎君が素直にやっているのが
可愛いと言うか面白いというか……

炭治郎「！！Aさんが笑った！…ワン！」

犬の様に飛び跳ねている炭治郎君が面白くて、可愛くて

『あははっ！』

と今まで笑うのを忘れていたからか、堪えていたのか、ここでその分を笑った気がする。

皆は唖然としていたり、
錆兎は隣で大丈夫か？と言っていたりしている。

天元「Aがそんな風に笑うとは…派手に意外だったな…」

と驚いた顔で言っている。

私の笑いが収まった後

皆「「王様だーれだ！！」」

義勇「俺が王様だ。
……二番は鮭大根を作ってくれ。」

私は錆兎の顔を見たすると、徐々に青ざめていくのがわかる。
錆兎…二番なのか……

義勇「……錆兎が二番なのか…？」

錆兎は意を決した様な顔をして

錆兎「あぁ…そうだ……」

と言った。

そして、台所へ向かった。(Aと一緒に)

錆兎「……A、悪いんだが、作り方を教えて貰えないか…？鮭大根が作った事なくてな……
男として不甲斐ない……」

え……そんな作らなくて普通では……
と思った。
私も二三回しか作ったことが無いんだよなぁ…

『うん、覚えてる限りで教えるよ。』

と言い料理に取り掛かった
一方

蜜璃「錆兎さんとAさんが作った鮭大根どうなるのかな！気になるわぁ！」

杏寿郎「そうだな！！暫し覗いてみようか！！」

と真っ直ぐ何処かを向いて言った。

しのぶ「私もついて行ってもいいですか？
少し見てみたくなってしまいました♪」

カナヲ「師範、私は待っています。」

しのぶはにっこりしながらこくりと頷いた。

カナエさんは眉を下げながら

カナエ「そんなに大人数で行かない方がいいと思うわ、Aは結構勘が鋭いもの…」

と言った。